年齢とともに崩れるボディライン、効率的に変えるには?
お尻と脚の形は整えやすい
もう一つ、効率的にボディメイクを方法としては、トレーニングを下半身から始めるやり方が挙げられる。「お尻と脚の筋肉は大きな筋肉なので、その分強く、他の部分よりメイクしやすいです」とジュリー・ピュジョル・ブノワは説明する。 最も効率的にこの部分をボディメイクするためには、お尻の筋肉、ハムストリングス、大腿四頭筋、ふくらはぎ、腰回りを同時に使うランジやスクワットなどのエクササイズがある。正しい姿勢で行えば、さらに腹筋まで使うことができる。 「理想的には、15回アップダウンを行ってから、ダウンのポジションで4回バウンドし、これをさらに3回繰り返すことです」とコーチはアドバイス。この一連の動きがマスターできたらウェイトやケトルベルを追加することで「筋肉に刺激を与え続け」、効率よくワークアウトすることができる。
お腹には筋肉を鍛えつつ有酸素運動
身体全体を丸く見せてしまう、下腹部の"ぽっこり"を撃退するには、無論、腹筋強化のトレーニングに力を注がないといけない。とはいえ、この筋肉は実は強化が難しいのだ。 ジュリー・ピュジョル・ブノワは、クランチ(横たわって膝まで上半身を持ち上げる動き)をやめて、代わりにインナーマッスルを使うピラティスのハンドレッドのようなエクササイズを行うことをすすめる。仰向けで背中はマットに付けて頭と足を浮かせる。腕は身体の横で手のひらは床に向ける。息を吸いながら手を上下に5回素早く動かし、吐きながら同じように5回手を上下に動かす。これを10回繰り返す。 別の選択肢としては、プランクだ。うつ伏せに横たわり、ひじを肩の真下で立てる。足を伸ばし、脚の間は少し開ける。背中を板のようにまっすぐにすることがポイントだ。おへそを背骨にくっつけるイメージでお腹を持ち上げながら、腹式呼吸で呼吸をする。 この部分においては、筋肉の強化のみにフォーカスしないように気を付けよう。「腹筋を鍛えるだけでは、奥の筋肉は強化されますが、その上に乗っている脂肪をなくすことはできないのです。そのためにはバランスのとれた食事と有酸素運動が必須です」とスポーツコーチは念を押す。 有酸素運動の有名どころで言えばランニング、早歩き、ローイングマシーンやサイクリングマシーンだ。