新潟・長岡商、ブロックの高さに屈し8強入りならず 春の高校バレー
ジャパネット杯「春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は7日、東京体育館(東京都渋谷区)で男女の3回戦などが行われた。新潟県勢は、女子の長岡商が強豪の金蘭会(大阪)と対戦したが、ストレートで完敗。準々決勝進出はならなかった。 ◇ 長岡商は、第1セットから相手のブロックの高さに阻まれる苦しい展開。3年の森山、加納、冨田を中心に「最初からブロックにぶつけるつもりだった」(森山)とスパイクを打ち続けたが、16-25でこのセットを落とした。 続く第2セットも、ブロックの高さに苦戦を強いられたが、攻めの手を緩めない。加藤が「スパイカーを輝かせる」とトスを上げ続け、「仲間を信じてブロックに当てていく」(加納)と、スパイクを連打。時にはトスフェイントなどの緩急を織り交ぜた攻撃で得点を奪い、守備では小岩、横尾が必死にボールに食らいつき、全員でボールをつないだ。「応援してくれる人たちに雄姿を見せよう」(曽根喜広監督)と、最後まで、勝ちを信じて戦ったが、12-25でこのセットも落とし、敗退となった。「全力を出し切った」と加藤。選手たちは笑顔でコートを去った。(梅沢直史)