ダルビッシュ、5回2失点で復帰後初白星 野茂英雄に並ぶ日米通算201勝目!
● マリナーズ 3 - 7 パドレス ○ <現地時間9月10日 T-モバイル・パーク> パドレスのダルビッシュ有投手(38)が10日(日本時間11日)、敵地でのマリナーズ戦に先発登板。5回7安打2失点の好投で、日本人歴代2位タイの日米通算201勝目をマークした。 98日ぶりの復帰登板となった4日(同5日)のタイガース戦から中5日での復帰2戦目。その初回、5球でテンポ良く二死を奪ったものの、3番・ラリーに2ボール1ストライク後の低めスライダーを右翼席へ運ばれ先制を許した。 2回も先頭の5番・レイリーに、3ボール1ストライク後のスライダーを右翼席のポール際へ運ばれ2失点目。それでも直後の3回表、パドレス打線は2番・タティスが15号3ランを左中間席へ運び3-2と逆転した。 援護を受けたダルビッシュは3回、バント安打などで無死一、二塁のピンチを招くも、2番・ロドリゲス、4番・アロザレーナをいずれも見逃し三振に仕留めるなど後続をピシャリ。この回は要所で150キロ中盤の直球が唸りを上げた。 4回は二死から7番・ポランコに右中間への安打を許すも、右翼・タティスが華麗なジャンピングスローでポランコの二塁進塁を阻止。ダルビッシュはバックの堅守にも助けられながら2イニング連続でゼロを刻んだ。5回は二死から1番・ロブレスに中越え二塁打と三盗を許したが、二死三塁で最後はロドリゲスを三ゴロに仕留めピンチ脱出。3イニング連続無失点で勝利投手の権利を得た。 パドレスは6回から継投に入り、ダルビッシュは5回63球、7安打2失点、5奪三振無四球の内容で降板。今季の防御率は3.52となった。 パドレス打線は1点リードの6回に4番・マチャドが26号2ランをバックスクリーン右へ運ぶなど、中盤以降も着実に加点。救援陣は8回にマリナーズ打線の反撃を受けたが、最後はイニングをまたぎ登板した守護神・スアレスが4つのアウトを奪い逃げ切った。 勝利投手のダルビッシュは、5月19日(同20日)のブレーブス以来の白星となる今季5勝目(3敗)。これで野茂英雄氏と並ぶ日米通算201勝目をマークし、黒田博樹氏が持つ日米最多記録の203勝にあと2勝とした。
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