ゆりやん日本脱出、本気で成功狙えるアメリカ行き 高い英語力と日本人離れした度胸は十分に通用
『America's Got Talent』出演時に着ていたのと同じ派手な柄の水着をまとった状態で現れて、長渕を驚かせていた。初めて対面する大物アーティストである長渕を前にしても、ゆりやんは臆することなく自分のペースを貫いていた。 ■「満を持して」アメリカへ 最近では、綾部祐二や渡辺直美のように、日本で活動していた芸人がアメリカに行く事例も出てきてはいるが、全体としてはまだまだ少ない。ゆりやんはもともと海外の文化やエンタメに興味があり、英語も流暢に話すことができる。ここまで「満を持して」と言い切れる形で芸人がアメリカに出ていくのは珍しいケースである。
世界各国にも配信されている『極悪女王』は、彼女にとって海外に向けた名刺代わりの作品となることは間違いない。ゆりやんレトリィバァがアメリカのエンターテインメントの世界でどのような活躍を見せてくれるのか、興味が尽きない。
ラリー遠田 :作家・ライター、お笑い評論家