ウイリアムズ、F1オランダGPで大幅アップデートを予定「我々としては最大規模の変更になる」
ウイリアムズは、サマーブレイク明けのF1オランダGPでメジャーアップデートを予定している。 【動画】角田裕毅夏休み中のインタビュー:「僕の可愛い目つきを表現してくれてます!(照笑)」角田裕毅、VERDYとのコラボグッズに感激 シーズン前半を終えた段階で、コンストラクターズランキング9番手につけるウイリアムズ。今季ポイントを獲得したのは、アレクサンダー・アルボンがモナコとイギリスで9位に入った2回のみだ。 昨年はランキング7位と良い形で終えたウイリアムズだったが、2024年は苦しいスタートを切った。今季マシンFW46は明らかにオーバーウエイトであり、オーストラリアGPではスペアパーツ不足からクラッシュしたアルボンの代わりに、ローガン・サージェントが欠場を強いられるシーンもあった。 しかしウイリアムズは積極的なインフラ整備と並行し、マシン開発を進めている。そしてサマーブレイク明けのオランダGPでは、パフォーマンスレベルを引き上げるべく規模の大きなアップデートを予定しているようだ。その詳細が判明するのはオランダGPの週末を待たなければならないが、チームは期待を寄せているようだ。 「チーム全体にとって十分な休養の後、レースに戻ることを楽しみにしている」 スポーティングディレクターのスヴェン・スミーツはそう語った。 「ザントフールトは流れるようなコーナーのある素晴らしいサーキットだが、この場所のユニークなところは、週末を通してファンが作り出す雰囲気だ」 「昨年のレースはアレックスが4番グリッドからスタートし、降雨があってクラッシュし、最後尾から8位まで追い上げるというまさにジェットコースターのようなレースだった」 「今年、ザントフールトには我々にとって最大レベルの変更を持ち込むので、FW46の挙動やパフォーマンスを理解する時間が必要だ。ザントフールトでの週末がまた良いものになることを期待している」 アルボンも、投入されるアップデートが実を結ぶことを期待している。 「素晴らしい夏休みを終えて、十分に休養し、レースに戻る準備はできている。ザントフールトはいつも素晴らしいレースができるし、ファンが週末を盛り上げてくれる」 「いくつものバンクコーナーがあるテクニカルなコースで、タイヤのデグラデーションリスクが高くなるため、常にチャレンジがつきまとう。さらに、今週末はマシンにいくつか変更を加える予定なので、それをテストしてFW46がどのようなパフォーマンスを見せるか楽しみだ」 サージェントは、昨年オランダGPでリタイアを喫したこともあり、結果を残したいと意気込んだ。 「ホリデー中に家族や友人と数週間休養をとってリフレッシュした後、FW46に戻ってレースをする準備はできている」 「ザントフールトはオーバーテイクが簡単なサーキットではないが、その狭さと流れるようなレイアウトで、オールドスクールな雰囲気がある。カレンダーの中でも最高のサーキットのひとつなので、ファンが作り出す雰囲気を味わうのが楽しみだ。チームとしては、今週末のアップデートとマシンのパフォーマンスを理解したいと思っている」 サマーブレイク中に、来季のカルロス・サインツJr.加入を発表したウイリアムズ。7ポイント前にいるアルピーヌを捉え、ランキング8番手浮上を狙っているが、アップデートが機能するかどうかがシーズン後半を大きく左右するだろう。