「非常戒厳は高度な統治行為」と主張する与党・尹相現議員に野党反発「頭がどうかしているぞ!!」
【TV朝鮮】(アンカー) 今日の国会懸案質疑では、与党・国民の力の尹相現(ユン・サンヒョン)議員が「非常戒厳は高度な統治行為だ」と述べ、野党から激しい抗議を浴びました。野党議員の要求に、国務委員(国務大臣に相当)らが起立して謝罪する一幕もありました。チャン・ヒョクス記者がお伝えします。 【写真】共に民主・徐瑛教議員の謝罪要求に応じる閣僚たち
(記者リポート) 与党の最初の質問者だった尹相現議員は「金大中(キム・デジュン)政権時代に対北朝鮮送金事件が処罰されなかったのは統治行為だったからだ」として、朴性載(パク・ソンジェ)法務長官に非常戒厳の性格に対する法律的検討を求めました。 (国民の力の尹相現議員) 「1997年の大法院(最高裁判所に相当)の判例を見ると、非常戒厳は高度な政治行為、統治行為と見なされています。ご存じですか?」 (朴性載法務長官) 「そういう意見もあると聞いています」 野党からは激しい抗議の声が相次ぎました。 「尹相現、頭がどうかしているぞ!!」 「(1979年に粛軍クーデターを起こした当時陸軍少将で、後に大統領になった)全斗煥(チョン・ドゥファン)! 全斗煥!」 与党内部からも「しゃべらせるべきではない」と指摘する声が上がっています。 「『国務委員たちも内乱の共犯だ』という野党の主張は人民裁判のようだ」と与党が反発すると、舌戦が繰り広げられました。 (国民の力の金大植〈キム・デシク〉議員) 「(最大野党)共に民主党に警告します。こんなことをしてもいいんですか。静かにしてください! 私の話を聞いてください!」 大統領弁護団に合流するのかとの質問を受けた朴性載法務長官は「自分のことで精いっぱいだ」と答えました。 (野党・祖国革新党の曺国〈チョ・グク〉代表) 「ご本人を長官にしてくれた尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏(大統領)の弁護団に合流するつもりですか?」 (朴性載法務長官) 「まずは自分のことで精いっぱいです」 「国務委員全員が立ち上がって謝罪せよ」との共に民主党・徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員の要求に、ほとんどが立ち上がって頭を下げましたが、雇用労働部(省に相当)の金文洙(キム・ムンス)長官は最後まで席に座っていました。TV朝鮮、チャン・ヒョクスがお伝えしました。 (2024年12月11日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)