4度の逆プロポーズ「私が幸せにしてあげたい」でキム兄と結ばれた西方凌 不妊治療中は「周囲の妊娠をうらやましく思った」と本音も
── 木村さんにとって4度目となる結婚までの経緯も教えてください。 西方さん:私から「結婚したい」と計4回伝えました。冗談であしらわれることが3回続いたので、4回目のプロポーズのときに「なんでダメなの?子どもは作らなくてもいいよ。今までの離婚原因が何だったのか、ひとつひとつ解いていこうよ」と言って、話を聞いてみたんです。すると、自分が相手を幸せにしてあげなきゃという責任感がプレッシャーだったということだったので、「あなたに最初から幸せにしてもらおうと思ってないから大丈夫だよ。私が幸せにしてあげたいので」と伝えたところ、翌日オッケーをもらえました。
■タイミング法、体外授精を経て女の子を出産 ── ご結婚後、ブログでは「周囲の妊娠をうらやましく思ったことがある」と記載されていました。当時の妊活について伺ってもいいですか? 西方さん:子どもについては、結婚を意識したころから絶対に欲しいと思っていました。プロポーズのときの「子どもは作らなくてもいいよ」という発言は、結婚してもらうための嘘でしたから(笑)。夫も「できたらできたでいいね」という感じだったのですが、結婚して4年ぐらい経っても子どもができませんでした。妊娠しにくいんだと気づいて、夫に「不妊治療をしたい」と伝えてみると、「えー!子どもは自然にできたらいいねという話じゃなかった?」と驚いた様子で。「そんなの結婚するための嘘に決まってるじゃん!」と泣いて訴えると、彼も「そこまで言うなら」と真剣に考えてくれました。でも、そのとき彼はきっと不安なんだろうなと感じました。
なぜなら、夫は環境の変化が苦手で、同棲のときも結婚のときも彼のほうがマリッジブルーみたいになっていたので、妊娠・出産となるとまたひとつ構えるだろうなと思ったからです。そこで、「あなたを守るメンバーを増やすんだよ!私はどんどん年を取っていくけど、子どもがいたら私ができないことも子どもがサポートしてくれるかもしれない。子どもがいれば、あなたを守ってくれるよ!」と話したら「そうか!」と希望に満ちてくれて(笑)。そのあとは、同意書を書いたり精子提供を行ったりと協力してくれるようになりました。