高校生のみずみずしい感性 長野県中信地区14校の美術部合同で「学美展」
長野県中信地区の高校美術部の生徒が企画・運営する合同展「第78回学美展」が18日、松本市中央4の市美術館で始まった。14校の115人がみずみずしい感性を発揮した絵画や彫刻を並べ、来館者が興味深く見入っている。20日まで。 平面作品が中心で、教室の景色を水族館に見立てたり、制服の上に着物を羽織る人物を浮世絵の美人画風に表現したりと、豊かな発想力が光る。50号の大作が多く、使用する画材や手法も幅広い。「平和な国」と題して全面に折り鶴を貼った作品、筆を重ねて微妙な色や質感を出した動物の絵、顔のないウサギの彫刻なども目を引く。 美術部員らでつくる松本学生美術会などが主催している。同会の中山悠委員長(17)=明科高校2年=は「たくさんの作品がそろい、刺激を受ける。技術はまだまだでも、頑張って描いているところを見てもらえれば」と話している。 入場無料。開場は午前10時~午後4時(最終日は3時)。
市民タイムス