<頂点へ>2020センバツ明石商 アンケが語る選手の「素顔」/中 粘り強さに自信あり /兵庫
3月19日開幕のセンバツに臨む明石商野球部員たちの「素顔」を明らかにしようと、毎日新聞は全員アンケートを実施した。集計結果を紹介する連載の2回目は、身体能力に関するデータや、センバツで対戦したいチーム、警戒するチームなどをまとめた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 ■身体能力 50メートル走の平均タイムは6・6秒。学年別では2年が1年より0・2秒速かった。6秒3以内の俊足自慢は8人(2年6人、1年2人)おり、最速は来田涼斗主将(2年)の5・9秒だった。 遠投の平均は79・9メートル。学年別では2年が1年を7・7メートル上回って貫禄を示した。100メートルを超えたのは来田主将ら7人(2年6人、1年1人)。トップは西田陸人捕手(1年)の110メートルだった。 2年の平均と前年チーム1年の平均を比較すると、2年が50メートル走で0・1秒、遠投で1・9メートル上回った。遠投では13人が10メートル以上も記録を伸ばしており、1年間で全体の基礎能力が大きく底上げされたことが分かる。 ■左右の別 右投げ右打ちが47人と全体の67%を占め、右投げ左打ちが19人(27%)、左投げ左打ちが4人(6%)だった。左打者の割合を学年別に見ると、2年の44%に対し、1年は19%と低かった。 ■対戦希望 センバツで戦いたい相手を聞いたところ、大阪桐蔭が33人と最多だった。2019年秋の近畿大会準々決勝で3―4で惜敗したことから、中森俊介投手(2年)らほとんどの選手が「秋の雪辱」を理由に挙げた。148キロ右腕の高橋宏斗投手(2年)を擁する中京大中京(愛知)や、甲子園の夏春連覇を狙う履正社(大阪)も人気だった。 最も警戒するチームでは、中京大中京が51人で圧倒的だった。来田主将は履正社を挙げた。 ■明石商の特徴 選手自身から見た今年の「セールスポイント」を挙げてもらったところ、40人が「粘り強さ」と回答。厳しい状況でも最後まで諦めない精神力の強さには、絶対の自信を持っていることが分かる。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆50メートル走と遠投の平均◆ 50メートル(秒) 遠投(メートル) 全体 6.6 79.9 2年生 6.5 83.2 1年生 6.7 75.5 <参考・前年チーム> 全体 6.6 85.7 2年生 6.6 89.6 1年生 6.6 81.3 ◆打ち方・投げ方◆ ・右投げ右打ち 47人 ・左投げ左打ち 4人 ・右投げ左打ち 19人 <うち2年生> ・右投げ右打ち 22人 ・左投げ左打ち 2人 ・右投げ左打ち 15人 <うち1年生> ・右投げ右打ち 25人 ・左投げ左打ち 2人 ・右投げ左打ち 4人 ◆対戦希望ベスト5◆ (1)大阪桐蔭 33人 (2)中京大中京 9人 (3)履正社 7人 (4)智弁和歌山 5人 (4)東海大相模 5人 …………………………… ◆警戒相手ベスト5◆ (1)中京大中京 51人 (2)大阪桐蔭 7人 (3)履正社 5人 (4)東海大相模 2人 (4)天理 2人 ◆「明石商のセールスポイント」ベスト5◆ (1)粘り強さ 40人 (2)強力打線 12人 (3)団結力 5人 (4)泥臭さ 3人 (4)守備力 3人 〔神戸版〕