【オリックス】体重103キロから減量中の内藤鵬、ケース打撃で「チーム1号」
オリックス・内藤鵬内野手(20)が9日、高知秋季キャンプのケース打撃で「チーム1号」を刻んだ。無死満塁を想定した2打席目で、才木の直球を左越えへ。「長打を狙っていた。自分はこういう選手、というのを見せたい」と、持ち味のパワーを発揮した。 高卒3年目となる来季の大目標は4番奪取。無死二塁の1打席目も、椋木からきれいに右前打を放った。「めちゃくちゃ飛んでいましたね。体にキレが出ているんじゃないですか」と、岸田監督もうなった一撃。中嶋前監督から最後の宿題をもらい、体重103キロからの8キロ減にも挑戦中だ。 大好きなカルビや唐揚げを断ち、高知入りした5日間だけで2キロ落ちた。この日の昼食も、うどん半玉。「絶対におなかがすくので…」と補食用の小さなおにぎりを、大事そうに握りしめた。かつて在籍した李大浩(イ・デホ)にあこがれる大砲候補。2代目「デホさん」が売り込みを続ける。(長田 亨) 〇…頓宮が貫禄の打撃を見せた。ケース打撃では無死二塁で左前打、1死満塁で左中間二塁打。個別練習では室内にこもり、1時間以上もバットを振り込んだ。昨季は首位打者に輝いたが、今季は打率1割9分7厘と不振。「苦しい経験を持って、ここに来ているので」と、秋季キャンプでも練習量は群を抜いている。一塁の定位置確保が目標。「とにかく試合に出たい。そのために、できる限りの準備をしていく」と、言葉に力を込めた。
報知新聞社