第二のOSO18出現か 命がけでクマと対峙 ハンター報酬“安すぎ” 自治体と衝突も 北海道
その後、クマ対策について村への苦情などが相次ぎ、上限は撤廃されることに。 猟友会は協力を再開し、報酬は毎年見直しをかけて設定されることとなりました。 今年度は8時間の出動で26900円が支払われます。 (島牧猟友会事務局 花田雄二さん)「各市町村ごとじゃなくて、国だとか道だとかそういうところが主導して基準を作っていかないと地域格差が広がる。それは住民に対してはマイナスでしかない」
自治体によって異なるハンター報酬
北海道民にとって他人事ではないクマ対策。 住んでいる自治体によっていざというときの対応が異なっているのが現状です。 今回、問題となっている奈井江町では日当8500円、発砲した際は手当として1800円が加算され最大1万300円。 札幌市は、出没情報を受けて出動した場合、半日で2万5300円、発砲・捕獲を伴う場合は3万6300円と設定。 島牧村では、一般的なクマ出動の場合、8時間で2万6900円、捕獲した場合1頭10万円の手当がつきます。 そして去年、朱鞠内湖でクマによる人身事故が起きた幌加内町では、今年から日当1万5000円に増額しました。 全国的にハンターの成り手不足が叫ばれる中、奈井江町の猟友会が自治体の姿勢に一石を投じました。 ただ、人間側の事情を野生動物は考慮してはくれません。 一刻も早い対策が求められます。