【富士S】ジュンブロッサムが鋭伸V!ワールドエース産駒初のJRA重賞制覇 戸崎圭太騎手「GⅠでも楽しみです」
10月19日の東京11Rで行われた第27回富士ステークス(3歳以上オープン、GⅡ、芝1600メートル、別定、17頭立て、1着賞金=5900万円)は、戸崎圭太騎手の4番人気ジュンブロッサム(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が中団追走から直線で外に持ち出されると、鋭く伸びて各馬を差し切り優勝。初の重賞タイトルを獲得し、マイルチャンピオンシップ(11月17日、京都、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。ワールドエース産駒はJRA重賞初制覇。タイムは1分32秒1(良)。 1馬身差の2着には直線で馬群を縫って抜け出した1番人気のソウルラッシュ、さらに1馬身1/4差遅れた3着に3歳馬ロジリオン(9番人気)が入り、2番人気のセリフォスは4着に敗れた。 富士Sを勝ったジュンブロッサムは、父ワールドエース、母エンプレスティアラ、母の父クロフネという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は河合純二氏。通算成績は19戦5勝。重賞は初勝利。友道康夫調教師は富士S初勝利、戸崎圭太騎手は2014年ステファノス、16年ヤングマンパワーに次いで3勝目。 ◆戸崎圭太騎手(1着 ジュンブロッサム)「ゲートが課題だと思っていましたが、うまく出てくれたのでイメージ以上のプランで進められました。狙ったところよりもいい位置で、スムーズでしたね。前走もそうでしたが、最後の脚はいいものを持っているので、そこを信じていました。道中はリズム良く行けたので、手応えもありましたし、しっかりと抜けてくれました。フットワークが柔らかくなっていると返し馬で感じました。GⅠでも楽しみです」 ◆友道康夫調教師(同)「前走後も順調で、具合は前走より良かった。雨予報だったのでそれが一番心配でしたけど、いい馬場でやれて、前走みたいにゲートで立ち遅れることなく走れた。前回もしまいの脚だけはしっかりしていたので、位置取りだけ気をつけるようにジョッキーと話をしました」