ガンダムが宇宙から五輪を応援 衛星完成会見(全文2)ガンプラは200分の1スケール
本当に愛に満ちた表現
司会:山中さん、どうもありがとうございました。ゲストのSUGIZOさん、山中さんのご説明お聞きになっていかがでしたでしょうか。 SUGIZO:約40年前に生まれたガンプラが、2019年になってここまで進化したのかと思うと、感動せずにはいられません。ついに宇宙空間に耐えれるガンプラが生まれたっていうことは、実はものすごく快挙だと思います。本当にお疲れさまです。そしてもう1つ感動するのが、40年前はね、もう死闘を繰り広げてきたガンダムとシャアザクが、今この時代は肩を並べて寄り添っている、向き合っている、この和平の象徴というか、未来は人類がこうあるべきだというとても素晴らしいメッセージも僕は感じました。 同時に光のギミックですね。ザクのモノアイと、ガンダムのメインカメラ、あそこがオリンピックとパラリンピック色に輝くっていうのは本当に愛に満ちた表現だと思います。とても感動します。ありがとうございました。 山中:ありがとうございました。 司会:どうもありがとうございました。では続きまして、衛星で収録したデータのデジタル発信企画について、東京2020組織委員会イノベーション推進室エンゲージメント企画担当部長、企画発案者の天野春果よりご説明させていただきます。
大会応援ファーストメッセージを用意
天野:東京2020組織委員会の天野です。まずは今日の会見を開催できるまでに衛星を完成させてくださった東京大学の皆さん、それからガンダム、シャアザクの開発に尽力してくださった開発者の皆さん、あと今日こちらの会場にもいらしているんですけどJAXAの皆さん、それから民間の衛星放出会社の皆さん、一般社団法人JDAS、プロジェクトマネジメントをやっていただいた皆さん。あとはもう、今日わざわざ福井県から来てくださいました、東京大学と連携をして、本当に苦労に苦労を重ねてここまで衛星を開発してくださったチーム福井の皆さん、本当に心より感謝いたします、本当にありがとうございます。 まずこれだけ多くの方が協力してくださって、ここまで、完成まで導くことができた企画ですので、本当に肝心な宇宙空間が、このガンダム衛星を活用して、面白い、魅力ある応援企画を、大会を盛り上げる応援企画を充実させなければいけないということで、組織委員会のほうで今考えている応援企画のほうを今日はこちらのほうで発表したいと思います。 じゃあまず1つ目になります。こちらです。大会応援ファーストメッセージです。宇宙空間は皆さんご存じのとおり空気がありませんので、応援メッセージを宇宙空間で発信しても響き渡ることはないんですね。ただ、われわれ、ガガーリンもそうですし、アームストロング船長もそうでしたけども、宇宙空間から初めての偉業を成し遂げるときには宇宙からのメッセージっていうのはすごく大きいじゃないですか。なので、われわれもそこにこだわろうということで、やり方を考えました。それが、ちょっと今日画像を用意しております。まず、地球上でファーストメッセージ、応援メッセージのほうを収録して、それを、その音源データを、このガンダム衛星「G-SATELLITE」のちょうどシャアザクの横、側面のところに内蔵されているメモリーがありますので、こちらのほうに搭載をいたします。次のを。 ちょっと小さくて見づらいんですけれども、赤で囲んだところですね。ここに内蔵のメモリーがあります。次のページをお願いします。これが拡大したものになります。このぐらい小さいものなんですけれども、ここにファーストメッセージのほうを、音源データのほうを搭載して、宇宙のほうに打ち上げようという計画です。