「八戸えんぶり」34組参加へ 2月17日開幕、初日の一斉摺り
国重要無形文化財の「八戸えんぶり」に向け、八戸地方えんぶり保存振興会(佐々木伸夫会長)は9日、八戸市のユートリーで関係者合同会議を開き、2月17~20日の4日間にわたる行事日程と行列の経路などを申し合わせた。初日の一斉摺(ず)りには昨年に続き、南部町の高瀬町内会えんぶり組を含む34組が参加する予定だ。 初日の17日は、各えんぶり組が午前7時から長者山新羅神社で摺りを奉納。同10時にえんぶり行列が鍛冶町を出発し、同10時40分から市中心街で一斉摺りを披露する。移動時間の短縮に向け、十六日町で摺りをする組は経路を一部変更する。 17、18日は「SG GROUP ホールはちのへ(市公会堂)」で「えんぶり公演」、18、19日は史跡根城の広場で「史跡根城えんぶり」、19、20日は市庁前市民広場で一般公開をそれぞれ行う。更上閣での「お庭えんぶり」、市庁前市民広場での「かがり火えんぶり」は17~20日の4日間開催する。 各えんぶり組が奉納の順番や一斉摺りの場所を決めるため、夜を徹して長者山に入る「札取り(順番取り)」も実施する。 佐々木会長は「えんぶりはリピーターが多い。みんなで盛り上げ、素晴らしい摺りでファンをつくることができれば」とPRした。
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