“一番”苦しかったことは10年間で一度もない――コツコツ継続することで成長し続けるECMJ石田氏が語るEC業界と自身の10年
ビジネス面は30点でもプライベートは100点
――石田さんの10年間のパーソナルな部分にフォーカスしてお話を伺います。 石田氏:ちょうど10年前に結婚して、2015年に子どもが生まれました。プライベートはこれが大きいですね。ビジネスは自己採点したら30点くらいだと思っていて。自分が起業した時に思い描いていた状況とは違うし、思い描いていたことが実現するにはまだまだ時間がかかりそうなので。 ただ、プライベートは100点だと言えます。色々ありましたけれど、親戚含めて家族がとても仲が良い。さらに、気軽に集まれる友人もいて、飲みやゴルフに誘ってくれてかわいがってくれる先輩達や、慕ってくれる後輩もいる。これは本当に自慢なことですね。 ビジネスがもっと安定していて今のプライベート状況だったら、より幸せかもしれません。けれど、もしサラリーマンだったらプライベートがこんなに充実していないかもしれない。結局、今やれていることが自分にとってベストだろうなと思います。 ■ オススメ書籍は人間を描くノンフィクション ――石田さんが今まで読んだ本のなかでオススメの書籍とその理由を教えて下さい。
石田氏:オススメというか好きな本ですが、直木賞作家・重松清さんの『世紀末の隣人』。犯罪を起こしてしまった人の背景・人生などを書いたノンフィクションで、内容はかなり重めです。
もう1つは、沢木耕太郎さんの『敗れざる者たち』。沢木さんは『深夜特急』など旅行もののイメージもありますが、スポーツライターです。スポーツ選手の試合への準備から、試合に至るまでの過程を取材しています。実は学生時代に記者・スポーツライターをめざしていたこともあり、この本も非常に好きですね。 さらにもう一冊、芸人「浅草キッド」・水道橋博士さんの『お笑い男の星座』。これは芸能人や著名人の生まれ、過去といった背景を書いた本です。 僕はノンフィクションが好きで、この3冊は何度も繰り返し読んでいるお気に入りです。興味が出たらぜひ読んでみて下さい。 ■ 休日にハマっている暗闇フィットネスはマーケティングの最前線 ――休日はどのように過ごしているのでしょうか。