センバツ甲子園 組み合わせ決まる 海星VS社/龍谷大平安VS長崎日大 /長崎
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、海星は第3日第1試合で社(やしろ)(兵庫)、長崎日大は第4日第2試合で龍谷大平安(京都)と対戦することが決まった。【高橋広之、松本美緒】 ◇海星VS社 第3日第1試合 守り勝つ野球を 7年ぶり6回目出場の海星が対戦する社は、19年ぶり2回目の出場。両校とも甲子園は2022年夏に続く出場となる。 22年夏にもプレーした海星の田川一心主将(2年)は「社は昨年と同じようなチームカラーだと思うが、相手がどうであれ、自分たちの野球をしっかりと徹底して試合に臨む」と強調。「バッテリーを中心に海星の伝統である『守り勝つ野球』ができれば、間違いなく勝利に近づくと思う。昨夏の甲子園は2勝で終わってしまったので、3勝以上をしっかりと目指したい」と語った。 海星の加藤慶二監督は「社は粘り強く機動力がある印象で、得点を与えたくない。引っかき回されて守備が崩れると一気に試合が決まってしまうので、落ち着いて守ることに集中したい」と気を引き締めた。 社の隈翼主将(2年)は「海星は試合をしたことのないチームなので、大会に向けてしっかり研究、準備していきたい。まずは1勝。どこのチームにも負けない気持ちでやってきたので、一つでも多く勝てるように頑張りたい」と語った。 ◇龍谷大平安VS長崎日大 第4日第2試合 守備からリズム 2年連続4回目出場の長崎日大が対戦する龍谷大平安は4年ぶり42回目の出場。センバツは全国最多出場回数を誇り、2014年に優勝。夏の甲子園でも3回優勝した強豪だ。 長崎日大の平尾大和主将(2年)は「龍谷大平安は強豪校だが、負けないよう守備からリズムを作る自分たちの野球をしっかりとしていきたい」と語った。昨春のセンバツで長崎日大は初戦で近江(滋賀)に敗れており、「先輩たちが成し得なかった勝利を目指し、まずは初戦突破を目標に戦う」と誓った。 平山清一郎監督は「センバツ最多出場の伝統校と試合ができるのは光栄。堅実な野球をする印象なので、接戦に持ち込みたい。昨年は近江にあと一歩のところで負けてしまった。何とか今年は勝てるように精いっぱい頑張りたい」と語った。 龍谷大平安の山口翔梧主将(2年)は「長崎日大は甲子園出場が多く強いチーム。昨秋の近畿地区大会は(準決勝で大阪桐蔭に)失策で負けたので、守備を強化してきた。桑江駿成投手(2年)を中心に守りで流れを作り、全力で初戦を勝ち抜きたい」と語った。 〔長崎版〕