小池都知事が記者会見7月10日(全文2完)新しい日常を共につくりたい
兵庫・井戸知事の発言取り消しの受け止めを
読売新聞:すいません、本日の数字、分かってるもので。 小池:本日の数字は、まだ詳細についてはつかんでおりませんが、確か200、さらに超えまして、243人ということを聞いております。詳細についてはまたお伝えをさせていただきます。 読売新聞:2点目です。昨日、兵庫県の井戸知事が感染者の増えてる東京都について諸悪の根源と発言して、直後にその発言を取り消すということがありました。井戸知事は対応をしっかりしてほしいという意図だったと釈明されてますが、この件について受け止めをお願いします。 小池:ベテランの知事さんでいらっしゃる先輩でございます。さまざまなお声を頂戴しているわけでございますけれども、引き続き都民の皆さま方には感染拡大の防止に向けたご協力をお願いしているところでございまして、発言を取り消されたということは賢明だったのではないかと思います。 読売新聞:以上で幹事社質問を終わります。各社の質問に移ります。知事の指名を受けられた方は社名や氏名を名乗った上でご質問ください。終了後の不規則発言はお控えください。ではお願いします。 小池:どうぞ。
病床確保目標を拡充する考えは?
東京新聞:東京新聞の小倉と申します。よろしくお願いします。2点お伺いしたいんですけれど、コロナの病床の確保目標数はレベル3で4000床というのが今、最大の目標だと思うんですが、それ以上悪化した場合にさらに拡充することはお考えでしょうか。それと警戒度が最上位になった場合に、具体的に何か対応というのはお考えでしょうか。まずそれをお願いします。 小池:今の2つのご質問にお答えいたしますと、まず病床について、マックスでレベル3で、おっしゃるように4000床を考えております。一方で、病院の病床数と、それから宿泊療養という制度が途中から認められるようにもなって、そちらはこれまでの経験上、コロナの陽性者の皆さんというのは8割方が軽症または無症状という方々でございますので、いわゆるホテルを活用した病床といいましょうか、宿泊療養、これを活用していくということが、今も少し中等症、重症の方々についての病床数の確保についてお伝えしましたけれども、やはり他の既往症等で入院されている方々のことも考えますと、それらも有効に活用しながら、そしてまた陽性となられた方々に対しての、一定期間離れていただく、療養していただく、そのような施設の合わせ技で進めていくのが現実的ではないかと考えております。 このあと、さらに超えたときにはどうするのかということが2つ目のご質問だったかと思いますけれども、これについてはこれまでのさまざまな経験もあり、今申し上げましたような方法でもって医療崩壊を招くことなく、それぞれの方々を受け入れる、そのような施設を確保していくということになるのではないか。ワクチン、治療薬がない現在とすれば、そういったことが必要なのではないかと思います。また先日から日本財団などでご提供いただいているところもございます、このようなコロナに対しての特別な施設なども、これからもいろいろな皆さま方のご協力を得て進めていくことになろうかと思います。 東京新聞:もう1点、賠償ですね。5年前に調布市で飛行機が墜落した事故で、被害者側が飛行場を管理する都に1億円余りの損害賠償を求めた訴訟の判決があると伺っているんですけれども、都は争っていたと思いますが、仮に全面的に敗訴した場合にどういう、控訴とかをお考えでしょうか。 小池:それについてはまた、担当の者からお答えをさせていただきたいと存じます。