【インド】鴻池運輸、インド現法を統括会社化
鴻池運輸は1日、インドの現地法人コウノイケ・アジア(インド)をコウノイケ・インディアに社名変更し、同日から各現地法人を束ねる統括会社として事業を開始したと発表した。 コウノイケ・インディアは、▽医療関連サービス会社カルナメディカル・データベース▽医療器材の滅菌サービスを手がけるSPDインディア・ヘルスケア▽地場企業との合弁で、鉄道貨物を手がけるジョシ・コウノイケ・トランスポート・アンド・インフラストラクチャー▽鉄鋼スラグ処理事業会社フェッロ・スクラップ・ニガム(FSNL)――を統括する。 鴻池運輸の担当者は、「インドにおける横断的な事業展開を統率しながら、一元管理による業務・経営の効率化を図る」と説明した。駐在員事務所として市場調査などを行っていたインド事務所は閉鎖する。 発表資料によると、鴻池運輸は2008年にインド拠点を開設。各種事業を展開してきたほか、今後は鉄鋼事業にも参入する。同社は先月、FSNLの株式100%を32億ルピー(約54億円)で取得すると発表。株式譲渡の契約は今年11月を予定する。