28年ぶり3歳馬Vなるか 前走ラジオNIKKEI賞2着と素質示した期待馬が小倉記念に参戦
28年ぶりの3歳馬Vなるか。ラジオNIKKEI賞で2着だったシリウスコルト(牡3、美浦・宗像義忠厩舎)が、中京競馬場で行われる小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。 【写真】シリウスコルトこれまでの軌跡 シリウスコルトは父マクフィ、母オールドフレイム、母の父ゼンノロブロイの血統。母は未勝利、祖母は未出走だが、曾祖母のレディジョアンは07年に米G1のアラバマSを制している。 ここまで7戦2勝。2歳時に芙蓉Sを制覇。重賞は5戦して未勝利だが、大敗したのは皐月賞の14着だけ。それ以外は新潟2歳Sが5着、ホープフルSが6着、弥生賞が3着、そして前走のラジオNIKKEI賞がアタマ差の2着と、常に差のない競馬を見せている。逃げ差し自在の脚質も頼もしい限り。今回は初の古馬相手となるが、十分にチャンスがあるだろう。 小倉記念ではグレード制導入以降、これまでに91年のナイスネイチャ、96年のヒシナタリーが3歳で制覇。97年以降は6頭が参戦して未勝利となっている。とはいえ、その中には13年2着のラブリーデイ、15年2着のベルーフなど、好勝負した馬も多くいるので、3歳馬にとって鬼門というわけではない。今年こそは久しぶりの3歳馬V、そしてシリウスコルトにとっては待望の初タイトル奪取となることを期待したい。