三越伊勢丹と連携「アバターの服作る」授業の効果 未来のファッションをテーマに創造力を育てる
学校教育と企業の連携が目指す未来
学校教育と企業の連携は、単なる教育の枠を超え、子どもたちの未来を創造する力となる。従来の暗記型学習から脱却し、さまざまな体験を通して自らの意思で課題に取り組むことで、子どもたちはより深い学びの意欲を高めることができるのはないだろうか。 「今回のプロジェクトで長野県や香川県に足を運び、地域の学校との協働学習を進める中で、三越伊勢丹グループの地域の店舗に関連する学校さんとの連携の可能性も感じました。また、弊社でも取り組み、近年市場が拡大しつつあるメタバースは、ファッションの未来を広げるフィールドのひとつです。アバターを介したコミュニケーションにおいて、ファッションはリアルと同様に大切な自己表現であり、昨今の課題である廃棄問題もなく、学校教育との親和性の高さを実感しています。これからも、学校と連携した活動にチャレンジしながらファッションの新たな可能性を追求していきたいと思います」 (企画・文:長島ともこ、注記のない写真:仲田氏提供)
東洋経済education × ICT編集部