松井知事ら世界水準のIR目指す 大阪IR推進会議
依存症対策や府民理解の促進も協議
議論の軸となる夢洲まちづくり構想案などによると、夢洲IRはエリア別に3期に分けて整備。第1期では年間1500万人の集客人口が見込まれ、2024年ごろの開業を目指す。IR運営による経済波及効果は年間6900億円、雇用創出効果は同8万3000人と推定されている。 推進会議ではIRの制度設計、施設機能、依存症対策、治安対策、府民理解の促進の5項目に関して協議。必要に応じて専門部会を開催する。4月1日には、府にIR推進局が新設され、推進会議と一体になって動く。 充実した議論が望まれる一方、時間的なゆとりは限られている。IR実施法案成立後、全国的な誘致合戦に勝ち抜かなければ、舞洲IRの早期開業は実現しない。会議終了後、溝畑座長が「ザ・ページ」の取材に応えて、「しっかり議論を重ね、IR実施法案の成立が見込まれる年末までには構想案をまとめ、大阪を強くアピールしたい」と意気込んだ。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)