シボレー『コルベット』『Z06』が仕様変更。内外装をアップデートし、電動『E-Ray』も通年受注に
史上初となるミッドシップエンジンを搭載し、日本市場ではブランド初の右ハンドル仕様を導入するなど、日常のドライブでの扱いやすさと、かつてない新次元のパフォーマンスと最上級の操作性・快適性が高い評価を得る8代目『シボレー・コルベット』が一部仕様変更を受け、内外装にさらなるアップデートを加えて登場。高性能版“Z06”に加え、ハイブリッドモデルの“E-Ray”なども従来の期間限定による予約受注ではなく通年での販売となり、12月19日より販売が開始されている。 【写真】ボディカラーが3色から8色へと拡充されたコルベットZ06 パンデミック突入目前の2020年1月に『東京オートサロン2020』で国内初公開となった現行モデルは、最高出力502馬力を発生する6.2リッターV8の『LT2』を搭載して卓越した走りを実現する一方、スーパースポーツとして類のない扱いやすさを兼ね備えた新次元のモデルとして登場し、同年の北米カー・オブ・ザ・イヤーや2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーのパフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー部門と日米ダブル受賞を果たしている。 そんなコルベットのクーペとコンバーチブルに実施された今回の改良では、ボディカラーに魅力的な新色セブリング・オレンジ・ティントコートを加えた全8色が用意され、エクステリアでは新デザインのリヤスポイラーを採用。一方のインテリアでも“2LT”グレードのステアリングホイールが、従来の樹脂製だったエアバッグカバーに代わり、より質感に優れる“3LT”同様のステッチ入りレザータイプに変更されている。 また3LTとコンバーチブルのインテリアカラーにはナチュラルとアドレナリンレッドディップドの2色が新たに加わり、全6色から選択可能とされた。 さらに2LTには、上級グレードで標準装備となるフロントリフトハイトアジャスターを新たにオプション設定し、時速40km/hまでであればフロントエンドを約50mmリフトアップさせることで、段差やスロープなどをストレスなく走行することが可能となった。 一方、サーキットで学び得たデータをもとに性能を磨き上げ、自然吸気V8エンジンとしては最高峰の最高回転数8600rpmと、475kW(646PS)ものパワーを発揮するZ06は、伝統の“スモールブロック”の系譜に連なる5.5リッターのV型8気筒DOHCとなる新型LT6エンジンをミッドに搭載し、あの『C8.R』からの知見と経験を細部に活かすことで、高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させるとともに優れた冷却性能とブレーキ性能を兼ね備える。 そのZ06にも、さらなるパフォーマンス向上を狙った3種類の新規オプションが設定され、同時装着の条件ながらより軽量で耐フェード性にも優れるブレンボ製パフォーマンス・カーボンセラミックブレーキは強力な制動力を発揮。セラミックブレーキ専用のオレンジキャリパーが特別な1台であることをアピールする。 さらにコルベット史上最高のダウンフォースを生み出し、抜群のコーナリング性能を提供する“Z07パフォーマンスパッケージ”や、バネ下重量のさらなる軽量化でZ06のポテンシャルを最大限に引き出すビジブルカーボンファイバーホイールは、サーキット走行において最大限の性能を発揮する。 また、エンジンルーム内には鮮やかなLT6レッドエンジンインテークが標準装備とされ、選択可能なボディカラーも3色から8色へと拡充。これまでは1色限定だったインテリアカラーも3LTやコンバーチブル同様に6色とするなどカラーバリエーションが大幅に拡大された。これも受け豊富なバリエーションのアクセントとして、ドアミラーカバーをカーボンフラッシュメタリックに変更し、より一層スポーティーなエクステリアを手にしている。 引き続きクーペの2グレードとコンバーチブル、そして最高峰Z06がラインアップされる8代目シボレー・コルベットの価格は1420万~2580万円(税込)となっている。 公式サイト:http://www.chevroletjapan.com GMジャパン・カスタマー・センター:0120-711-276 [オートスポーツweb 2024年12月23日]