GDO編集部が選ぶ2024年の10大ニュース<国内女子編>
7位:桑木志帆が初優勝 メジャー含む3勝&イーグル女王
桑木志帆が飛躍のシーズンを過ごした。悪天候により54ホール短縮競技となった6月「資生堂レディス」でツアー初優勝。前年はプレーオフの末に敗れた大会でリベンジを果たすと、8月「ニトリレディス」で2勝目を挙げた。 シーズン最終戦となる11月「ツアー選手権リコーカップ」では初日から首位を守る完全Vでメジャー初優勝。大会初日の後半11番(パー5)では今季13個目のイーグルを決めた。コロナ禍で統合された2020-21年に勝みなみがマークした数字に並び、単年では“新記録”となった。
6位:森田理香子が6年ぶり復帰 34歳で驚異の飛距離も披露
2013年の賞金女王・森田理香子が3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で6年ぶりの復帰を果たした。16年末にシードを喪失し、18年のシーズン半ばから休養を挟んで34歳のカムバックだった。 決勝ラウンドまで戦い抜いて通算1オーバー36位という結果以上に、4日間平均「255.625yd」を記録してフィールド2位だったドライビングディスタンスで周囲を驚かせた。今季は7試合に出場し、予選通過は2試合。11月の来季出場優先順位を決めるQTにも出場したが、ファイナルには進めなかった。
5位:新垣比菜、大里桃子、河本結の“黄金世代”が復活V
1998年度生まれの“黄金世代”が続々と復活を遂げた。6月「ヨネックスレディス」では新垣比菜が6年ぶりのツアー2勝目。2018年「サイバーエージェントレディス」でプロ転向後の同世代一番乗りとなる初優勝から、シード喪失など苦しい時期を乗り越えた。 同じ6月「サントリーレディス」で大里桃子が21年「ほけんの窓口レディース」以来となるツアー3勝目。8月「NEC軽井沢72」は河本結が逃げ切りで19年「アクサレディス」以来の2勝目を挙げ、年間レースのメルセデスランキングも7位で終えた。
4位:岩井明愛&千怜がツインズで年間6勝 ともに米ツアーへ
岩井明愛と千怜のツインズが合わせて年間6勝を挙げた。姉の明愛は5月「リゾートトラストレディス」でシーズン初優勝。6月「ニチレイレディス」、9月「住友生命Vitalityレディス」で3勝目を挙げた。 妹の千怜は開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でいきなり優勝。5月「RKB×三井松島レディス」で連覇を飾り、10月「樋口久子 三菱電機レディス」で3勝目。メルセデスランクは明愛が3位、千怜が5位でフィニッシュ。そろって最終予選会を突破し、来季は米ツアーに主戦場を移す。