「階段を上りながらひざタッチ」で筋肉・骨を強化。「読書中にお尻のストレッチ」で腰痛予防!ロコモを防ぐ、日常生活でできる簡単筋トレ法
ずっと自分の足で歩きたいなら、体を動かして筋肉を鍛えることが大切です。けが予防やロコモ(※)対策のアドバイスをするフィジカルトレーニングの第一人者が、運動が苦手な人でもできる簡単筋トレ法を伝授します(構成◎浦上泰栄 イラスト◎サノマキコ) ※「ロコモティブシンドローム」の略。運動器症候群 バランス力と足腰の筋力をアップには * * * * * * * ○ももの付け根の筋肉を強化 ●階段を上りながらひざタッチ 階段の上り下りは片足で全体重を支えるため、両足立ちに比べると2倍の負荷がかかります。 筋肉を鍛える効果が高く、骨の強化にもなるうえ、心肺機能も高まるなどいいことずくめ。 ひざ痛などの問題がなければ、ぜひ実践して 【ポイント】 ひざを高く上げることで腸腰筋(ももの付け根にある筋肉)の筋力が高まり、ふだんの歩行がラクになる。足裏の親指の付け根にある「母趾球(ぼしきゅう)」に体重をのせる意識で上るとバランス感覚もアップ
○腰の負担を軽減する ●読書中にお尻のストレッチ お尻の表層にある大殿筋は、骨盤を支えて姿勢を維持する重要な役割を担っているため、緊張状態が続いて固まりやすくなっています。 机での事務作業や読書中、午後のリラックス時間を使って、大殿筋のストレッチを 【ポイント】 大殿筋が硬くなると、姿勢が崩れて腰痛の原因に。筋肉を動かして血流を促し、大殿筋をやわらかく保つことで腰痛の予防になる。新幹線など長距離の移動中にもおすすめ (構成=浦上泰栄)
中野ジェームズ修一