【秋華賞】安定感と地力の高さはメンバー随一 東大HCの本命は桜花賞馬ステレンボッシュ
牝馬三冠の最終戦
今週日曜日、京都競馬場でGⅠ・秋華賞が行われる。牝馬三冠ロードの締めを飾るレースに、二冠を狙う桜花賞馬ステレンボッシュ、オークス馬チェルヴィニア、トライアル組から紫苑Sをレコードで制したクリスマスパレード、ローズS勝ち馬クイーンウォークらが参戦。今年も豪華メンバーが集結した。 【秋華賞2024 推奨馬】全28回で勝66.7%で複88.9%の強データを持つ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 今回は過去10年のうち、阪神開催の21、22年を除いた京都開催8年分のデータを基に検討する。
馬券の軸は差し馬から
<秋華賞 脚質別成績> 逃げ【0-1-0-7】勝率0.0%/連対率12.5%/複勝率12.5% 先行【1-0-2-21】勝率4.2%/連対率4.2%/複勝率12.5% 差し【7-5-6-51】勝率10.1%/連対率17.4%/複勝率26.1% 追込【0-2-0-38】勝率0.0%/連対率5.0%/複勝率5.0% 秋華賞の舞台は京都内回り芝2000mで、最後の直線は約330mと長くない。前有利の傾向がありそうだが、データは真逆。逃げ馬は2着が1度あるのみで、4角4番手以内から勝ったのは昨年のリバティアイランドのみ。 これも先行策というより外を早めに上がっていく横綱相撲の結果で、いわゆる「前で粘り込む競馬」とは異なる。前走逃げ【0-1-0-13】、前走先行【0-2-3-39】も勝利例がない。 原因の一つは前半のペースにある。昨年を除く7回は全て前半5F60秒を切っており、特に2F目は6レースで10秒台が記録された(残る2回は11秒0と11秒1)。この傾向は逃げ馬らしい存在がいなかった19、20年も同じだ。 今年はローズSを逃げて3着のセキトバイーストが参戦。例年並みのペースになることが予想される。前で運ぶ脚質の馬は大きく評価を下げたい。 7勝している差し馬は、人気馬が順当に好走しており、4番人気以内が【7-5-3-8】と半数以上が連対。それ以外に8~10番人気から3着が1回ずつあり、人気薄でも相手候補としては期待値がある。また、好走馬は全て前走5着以内。前走きっちり結果を出した上で人気薄がいれば狙ってみるのも面白そうだ。