西川貴教が愛車歴を披露 超希少なカールソンとの思い出などを語る
愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第52回。後編では、アーティストの西川貴教さんが理想のクルマなどについてたっぷり語った。 【写真を見る】西川貴教がかつて乗っていた愛車など(18枚)
大いに満喫してきた“クルマ趣味”
前編では、西川貴教さんが運転免許を取得するところまでを紹介した。 ただし、現在はクルマの運転をしていない。その理由は、「自分ひとりだけの身体ではなくなってしまったから」という。 「アーティストやタレントとしての活動に加えて、地元の滋賀で『イナズマロック フェス』という音楽フェスティバルをオーガナイズするなど、いろいろな役割を担うようになりました。仮に僕が事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりすると多くの人に迷惑をかけることになります。だから背負った荷物が少し軽くなるまで、大好きなクルマとの運転は封印することにしたんです」 現在こそクルマを封印している西川さんであるけれど、“クルマ趣味”は大いに満喫してきた。 「免許を取って初めて乗ったクルマはメルセデス・ベンツで、モデル名を思い出せないくらい、かなりの数のメルセデスに乗りました。一番記憶に残っているうちの1台がカールソンのCLK CM60RSですね。向こうのカレンダーの表紙になっていた個体をそのまま船便で輸入してもらったんですけれど、スリックタイヤで、雨の日に乗ったら高速の合流でお尻を振って大変でした(笑)。暴れ馬ですね」 カールソンとは、ロルフ・ハルトゲとアンドレアス・ハルトゲの兄弟が設立したドイツのチューニングメーカーだ。この名前を聞いてピンときた方も多いだろうが、ふたりの兄であるヘルベルト・ハルトゲが、やはりチューニングメーカーのハルトゲの創設者として知られる。CLK CM60RSは、メルセデス・ベンツのCLKに排気量6.0リッターのV型8気筒NA(自然吸気)エンジンを搭載したモンスターで、カーボンをふんだんに使ったインテリアも個性的だった。 「2002年にポルシェが『カイエン』を出したときも、割と早いタイミングでターボモデルを購入しました。ならし運転で、滋賀の実家まで往復したことを覚えています。運転は好きなので、それくらいの距離は、まったく苦にならないんですよ」