今夏の去就大注目…クヴァラツヘリア、一転してナポリ残留へ。PSGが獲得に動くも好条件の契約更新に近づく
ナポリがクヴィチャ・クヴァラツヘリアの売却を望まず、今夏の残留に向けて動いているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。 2022年夏にナポリに加入したクヴァラツヘリアは、その後一気に大ブレイク。昨シーズンにはルチアーノ・スパレッティ監督率いるチームの主力として大活躍し、公式戦43試合14ゴール17アシストをマークしてクラブにとって33年ぶりとなるセリエA優勝に貢献した。また、今シーズンは指揮官交代など、不安定な1年を送ったチームの中で公式戦45試合で11ゴール9アシストを記録した。 この活躍を受け、クヴァラツヘリアに対しては今夏に他クラブからの関心が届いている。中でもパリ・サンジェルマン(PSG)が同選手の獲得に動き出しており、先日には代理人がオファーがあったことを認め、選手本人も移籍に前向きだと考えられてきた。 しかし、ナポリがこの移籍に待ったをかける模様。去就が注目されるヴィクター・オシムヘンの今夏の退団が現実味を帯びる中、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、就任が決まったアントニオ・コンテ監督がリーグ戦で戦えるチームを指揮するためにこれ以上の主力の流出を望まないと伝えられている。 ナポリはクヴァラツヘリアの引き留めのために新契約をオファーした模様。契約期間は2027年から2028年までに延長され、サラリーも150万ユーロ(約2億5000万円)から400万ユーロ(約6億7600万円)+ボーナスに増額される見込みで、選手が望む500万ユーロ(約8億4500万円)のサラリーに限りなく近づく条件になるようだ。 クヴァラツヘリアはジョージア代表として出場するEURO2024が開幕するまでにナポリとの契約更新に合意する意思があり、来週中にクラブ首脳陣と代理人による交渉が行われる予定。比較的明確な将来が待っており、早急に合意に至ることが予想されている。