座ったままできる! 肩こり、首こり、頭痛には「肩回し」と「肩甲骨動かし」【五臓ヨガ考案者、鍼灸師のSatoshi先生直伝40代、50代のセルフコンディショニング①】
エクササイズ その1/初級編
◆「肩こり」「首こり」「頭痛」には、「肩を大きく回す」運動が効果的! 肩こりや首こりは、首や肩甲骨付近にある筋肉、背中にある筋肉がこり固まっているのが原因のことが多いので、そこを緩めてほぐしてあげよう。 具体的には、背中を覆う大きな筋肉「僧帽筋(そうぼうきん)」と、首と肩甲骨をつなぐ筋肉「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」を動かし、緩めることで、肩こりや首こりを緩和することにつながる。 肩こりや首こりが原因で頭痛が引き起こされることも多いので、頭痛に悩む人は、そのつらさや痛みを緩和する効果も期待できる。 仕事をしている人は、仕事の開始前、休憩時間、就業後などに行うといいだろう。
●「僧帽筋」「肩甲挙筋」に働きかける! 「僧帽筋」は、首から肩、背中にかけてある大きな筋肉だ。姿勢を維持するために働く筋肉で、心因的な緊張から、肩こりの原因になりやすいといわれる。 「肩甲挙筋」は、首と肩甲骨をつなぐ筋肉。肩を上げる動作をするときに使われる。背中の深層にあり、肩甲骨を上に引き上げ、首を支えている筋肉だ。 猫背や不良姿勢による、この部位の硬さや筋疲労が、多くの人の肩こりの原因になっている。
●簡単だから、運動が苦手でも実践しやすい。「僧帽筋」「肩甲挙筋」をほぐすために、大きく「肩回し」! 最初に、あぐらの姿勢で座る。 片側の肩を、下記のように「前→上→後ろ→下」の順に、ぐる~っと大きく一周、円を描くように動かす。 肩口を中心に、肩で大きな円を1回転描くように、「前→上→後ろ→下」の順に動かそう。大げさなくらい大きく肩を動かして、円を描くのがポイント。 肩で大きく風を切って歩くときのようなイメージだ。
【1】まずは前へ 肩ごと前に出し、めいっぱい前に突き出したら、そのあと上に向かう。
【2】前から上へ 前に突き出したあとは、肩を上までめいっぱい上げ、そのあと後ろ(背中側)に向かう。