【競泳】パリ五輪内定の瀬戸大也「肺の大きさを自分で調節」 速さの秘訣は“水中で呼吸を整える”
競泳・パリ五輪200m個人メドレーに内定した瀬戸大也選手が驚きの技術を明かしました。 【画像】200m個人メドレーでパリ五輪内定をつかんだ瀬戸大也選手 瀬戸選手は23日に行われたパリ五輪代表選考会において200m個人メドレーで1分56秒87を記録し優勝。パリ五輪派遣標準記録(1分57秒51)を突破し、パリ五輪内定を決めました。 「いろんなキャリアを積んで自分の中でも自信はあった。400m個人メドレーは(代表権を)逃してしまったんですけど、最後はしっかり自分のレースをして勝ち取れた」と代表内定を決めた喜びを語りました。 大会前の練習では25mプールの半分以上を潜水することを繰り返し「肺活量を整える練習」を行っていた瀬戸選手。番組内ではその驚きの意図明かしました。 「水中にいるときに呼吸を整えるというか、息を止めているときに呼吸を整えているイメージなんです。空気をいっぱい吸ったときに肺が空気でいっぱいすぎると苦しいので、アンダーウオーターといって潜水から浮き上がってくるまでに肺の大きさを自分の中で調節して」と話します。 続けて「アンダーウオーターのときに自分で肺を縮めて、自分が苦しくない感じで上がってくると、そのまま泳ぎにもつながってくる」と水の中で自分で肺の大きさを変えていると驚きの発言をしました。 この特殊な感覚を大橋悠依選手や池江璃花子選手など同じ競泳のトップアスリートたちも「わからないです」と驚きの表情。 その中でも、唯一理解できたのが、リオ五輪金メダリストで瀬戸選手と長年ライバル関係にあった萩野公介さん。自身も高校時代、コーチに『アンダーウオーターで息を整えろ』と言われていたといいます。「瀬戸選手はアンダーウオーターの技術がとても優れているので、そこで他の選手と差を広げたり縮めたりするので、レースに生きていると思います」と冷静に分析しました。 (3月24日放送の日本テレビ『Going!Sports&News』を再構成)