北乃きい「福島を風化させない」 福島題材のドラマで伝えたいこと「奮い立たせて夢をかなえている姿を」
福島の道の駅で人の頭3つ分くらいの白菜を発見して驚く
俳優の北乃きいが9日、テレビ東京ドラマ『風のふく島』記者会見に出席した。俳優の佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、駿河太郎、渋川清彦、本田響矢、青木柚、小西桜子、お笑いタレントの豊本明長(東京03)、ロック歌手の大友康平も登壇。同作をアピールしていた。 【写真】「新鮮!」「抜群に可愛い」と反響…北乃きいが公開したイメチェン姿 「今まで演じたことのないような役柄だった」と振り返る北乃は、同作でキャンドル作りにであったことをきっかけに運命に導かれるように福島県飯舘村へと移住する朝比奈三咲役を演じる。北乃は「モデルになった方との年齢も近くて、役を演じて生きていく上で全部が刺激的でした。いろんな人々と出会って成長する姿を感じてご縁というのは大切なんだなと思いました。30代の前向きな姿に刺激を受けました」と振り返った。 記者から「移住するなら何をしてみたいですか」という質問が上がると、「この年で移住するなら、第二の故郷になるように町おこしに携わると思うんですけど、移住するなら老後がいい。そうなったらあとは何もしないと思う」と答え、「そこに自分がいるだけで幸せな場所でした」と飯舘村での撮影を振り返った。 また、「撮影の時は道の駅に3日間通いました。野菜がリーズナブルで、人の頭3つ分くらいの白菜が売っていました。お店の人には『おかえりなさい』と言われたり、フレンドリーに接していただいた」と懐かしんでいた。さらに、「福島を風化させずに生きていくというのが大切なこと。自分を奮い立たせて夢をかなえている姿を感じ取っていただければ」と同作をアピールしていた。 同作は、実際に東日本大震災による避難指示対象となった福島県の12市町村で生活する12人の移住者たちにフォーカスした1話完結のオムニバスドラマ。葛藤や挫折をしながらもそれぞれの課題に挑戦して移住に至る姿や、福島県の人々との交流を通じて成長していく様子を実在する場所やモデルとなる人物にインタビューを行い、そこから着想を得たストーリーをオムニバス形式で紡ぐ。北乃は第6話の主人公を務める。1月10日より、テレビ東京系列で深夜0時42分より放送する。
ENCOUNT編集部