好きな物を自分好みに詰め放題!進化する「単品おせち」“美盛り術”も
お正月には欠かせない「おせち」ですが、今、「単品」でも買えるんです。好きなものを手軽に、好きなだけ詰めるおせちが大人気となっています。 【画像】単品おせちの盛り付けポイントは?
■高級料亭が「単品おせち」販売
紅白がおめでたい海老。ジューシーな旨味が詰まった合鴨の燻製など、実はこのお重の中に入っているすべて、懐石料理を出す「なだ万」が単品で販売する、おせちです。 多くの店舗が入るフロアでは、買い物かごの中に具材ごとのおせちが入っています。 50代 「子どもがあんまり食べないから、好きなものをという感じ。好きなものを食べる。私、小さい時に『きょうもこれ?』という印象があったから、好きなものを食べようという感じ」 60代 「バラバラのほうが大歓迎。詰め合わせは買っていません。家族も少ないので、こういう単品、かまぼことかね。そんなに食べないんですよ。前は買ってたんですけど、あまるものが多くてね。捨てるのももったいないし、お値段もいいしね」 商品棚の大部分を占める、ずらりと並ぶおせち。 イベントスペースのすぐ近くの常設のスーパーにも、バラ売りおせちが大きく展開されています。 なだ万 食品事業本部 深山千尋さん 「お客様のニーズが年々、自分の好きなものだけ食べたいというところに変わってきている。お好きなものを1つからお買い求めいただけるように色々な商品をつくらせていただいております」 年の瀬ににぎわった、おせち料理の買い出し。昭和の時代には、作り方をわざわざ習う人もいました。1つ1つを手作りして多くの人で楽しんでいた時代。 そして今、好きなものを好きなだけ詰め放題。単品のおせちを求める人が増えているといます。 1パック100円から300円。コンビニでは気軽に購入できる、おせちを販売。 定番の伊達巻。栗きんとん。松前漬けやかまぼこなど、全40種類のおせちを販売開始しています。
■詰め放題おせちの“美盛り”とは?
ライター ハギヤマジュンコさん 「こんな感じで今年は買ってきました」 レジ袋いっぱいに詰め込まれたおせち。25日、ローソンストア100の発売開始日に買ってきたハギヤマジュンコさん。購入は今年で4年目です。そんな根強いリピーターが実践する短時間で美しい盛り付けは。 ハギヤマさん 「5分~10分くらいで」 最短たったの5分。そして三段重が3000円以下。 ハギヤマさん 「家族の嫌いなものは選ばない」 苦手なおせちをなくすることで3人家族が大満足のおせちが出来上がるといいます。その賢く美しい盛り方がこちら。 ハギヤマさん 「こういう感じかなみたいなのを並べて」 まずお重の中の配置を想像しながら、単体のおせちを周りに並べるといいます。色合いをここで考えるだけで、きれいな配色の出来上がりになるといいます。 そして、ただ詰めるだけではなく、小鉢などを用意すると汁ものをこぼさず、高級感を演出。極めつきは…。 ハギヤマさん 「家の前にあったやつ」 植物を身近な場所で調達。飾ることで華やかなイメージになるといいます。好きなものを好きなだけ買えるおせち。現代人に欠かせない存在となっていました。 ハギヤマさん 「(Q.来年以降も続けますか?)もちろんです、なくなったら困ります。年越せないので」
テレビ朝日