錦織は6年ぶり優勝ならず ミュレが逆転で初V 香港OP
【AFP=時事】男子テニス、香港オープンは5日、シングルス決勝が行われ、元世界ランキング4位の錦織圭は6-2、1-6、3-6でアレクサンドル・ミュレ(フランス)に敗れ、6年ぶりのツアー優勝はならなかった。 【写真】決勝に臨む錦織 2019年のブリスベン国際以来となる決勝に臨んだ35歳の錦織は、第1セットをわずか33分で獲得したが、その後は失速し、1時間43分で逆転負けを喫した。 近年は度重なる故障に苦しめられ、股関節に大きな手術も受けたが、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した今大会ではかつてのような強さを発揮し、第3シードのカレン・ハチャノフや元トップ10選手のキャメロン・ノーリー(英国)、デニス・シャポバロフ(カナダ)らを破る快進撃で決勝に進出していた。 6日に更新される世界ランキングでは、2022年6月以来となるトップ100復帰も決まった。 勝利したミュレは、2014年の全米オープンで準優勝を経験している錦織について、「圭に感謝したい。彼は素晴らしい選手」「彼がけがなくプレーできていることが本当にうれしい。残りのシーズンでの幸運を祈っている」と語った。 27歳のミュレは全試合を逆転勝ちで制し、自身初となるツアー優勝を果たした。最新ランキングでは順位を11上げ、自己最高の56位に浮上する。【翻訳編集】 AFPBB News