【別府競輪・GⅢナイター】高木萌那 石井寛子の金言を胸に躍進
<12日・別府競輪・2日目> 【記者コラム・造田大の大勝負】 高木萌那がレジェンドの金言を胸に、久々の決勝進出を目指す。初日5着で迎えた2日目1Rは、最後方から石井寛子の捲りに付いていくような形で3着。無事に準決進出を決めた。 ただ、レース後は反省の言葉ばかり。「自力とコメントしたのに…。流れに乗ってはいけたが、恥ずかしい」。自在寄りの戦法だったことを悔いた。 取材後は石井の元へ。ガールズケイリン第一人者のアドバイスに熱心に耳を傾けていた。「石井さんは強い自在選手。その石井さんから見て強い先行選手のあり方などを聞きたくて。太田美穂さんが相手だとやりづらいと言っていました。レースのアドバイスでは、『組み立てを3パターンぐらい想定して、どれかに当てはめていけば』と教わりました」 石井の助言を聞いた後の高木は何やら吹っ切れた様子に見えた。前走地の久留米最終日は会心の逃げ切り勝ちを収めており、底力は確か。積極的な競走で、本格デビュー節以来の決勝入りをつかむ。▼2Rは高木と石井のワンツーに期待。6=7―234。 ▼9R(海老根恵太) 前を走る原田亮太の状態がかなり良さそう。2予に続いて主導権を奪えば、番手の海老根に展開が向く。5―139―12389。