「この日を この時を待っていた」四半世紀にわたる悲願の成就『佐渡島の金山』世界遺産登録で浮上した課題
【生稲晃子 外務政務官】 「朝鮮半島から来られた労働者の方々は、危険で過酷な環境の下で困難な労働に従事されました。亡くなられた全ての方々に、改めて深い哀悼の意を表したいと思います」 11月24日、『佐渡市の金山』の世界文化遺産登録に際し、日韓両国が毎年行うことで合意した“追悼式”が、初めて開催されました。 しかしその前日になって韓国政府は、「式をめぐる外交当局間の意見調整が十分ではない」として、不参加を表明。 その理由として韓国メディアは、生稲外務政務官が、過去に靖国神社に参拝していたためと指摘。韓国側は翌25日に、独自の追悼式を開催しました。 ところが、「生稲氏は参拝しておらず、誤った記事だった」と、生稲政務官が靖国神社を参拝したという記事を2022年8月15日に配信した共同通信社が、27日になって「記事は誤りだった」と発表。 生稲政務官・新潟県・佐渡市などに謝罪をする事態に。 佐渡市は、国や県と協議しながら、次回の開催に向けて取り組む考えです。 新潟県内初の世界遺産となった『佐渡島の金山』。 観光客の受け入れ体制や韓国との関係など、課題は多く残されています。
新潟放送