災害に備えるために! 猫の複数飼いさんがふだんから準備すべきものは?
匹数分の防災グッズをセットしておく
猫たちと車中避難・同行避難するときのために、猫用の防災グッズもまとめておきたいもの。猫の数に比例してグッズの量も増えるため、持ち運べる重さを考慮したうえで、複数のリュックなどにセットしておきましょう。すぐに持ち出せるよう、玄関先や収納棚の手前など、取り出しやすい場所に置いておくことも大切です。
猫用防災グッズの目安
猫用の防災グッズは、猫ごとに用意するものと、まとめて用意するものがあります。 ・猫ごとに用意するもの キャリーケース、5日分のフード(療法食)、食器&水飲み器、常備薬、猫手帳&首輪、ハーネス ・まとめて用意するもの 約5日分(1.5リットル)の軟水×匹数分、3日分のトイレ砂、ペットシーツ、バスタオル、ポリ袋、ノンアルコールのウエットティッシュ
マイクロチップの装着、猫手帳、迷子札になる首輪を猫ごとに用意する
災害時には、猫たちとはぐれてしまう可能性もあります。猫の匹数が多いほどリスクは高くなるので、行方不明になったときのために、猫たちの体にマイクロチップを装着しておくことが重要です。さらに、再会の可能性を高めるためにも、猫手帳と首輪やハーネスの用意を。 猫手帳には、猫のプロフィールや与えているフード・薬・サプリメント、基礎疾患や去勢・避妊手術の有無、飼い主さんやかかりつけの動物病院の連絡先、ワクチン証明やペット保険の情報などを記載してください。首輪やハーネスの裏には、猫ごとに飼い主さんと猫の名前、連絡先を明記しておきましょう。 愛猫の命と健康を守るためにも、万全かつ充分な防災対策をしておきましょう。すでに防災対策をしているという人も、今回ご紹介した内容を参考に、今一度見直してみてくださいね。 お話を伺った先生/香取章子さん(特定非営利活動法人ちよだニャンとなる会業務執行理事 一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会代表理事 フリーランスライター) 参考/「ねこのきもち」2024年9月号『9月は防災月間 猫たちとの“もしも”に備える9つの提案 複数飼いの、現実的な防災を考える』 文/宮下早希 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。
ねこのきもちWeb編集室