上皇后さま90歳卒寿に リハビリ励み、能登の被災地案じ
上皇后美智子さまは20日、90歳の誕生日を迎えられた。上皇さまと共に卒寿となった。穏やかな日々を送っていたが、今月、右大腿骨を骨折して手術を受けた。車いすで生活し、歩行の再開に向けたリハビリに毎日1時間ほど励んでいる。石川県能登地方の被災地を案じ、被災者への思いを深めているという。 宮内庁によると、元日に起きた能登半島地震で、美智子さまは様子を伝える報道に接するたびに心を痛めていた。9月に記録的豪雨で再び大きな被害が生じ、一層心配を募らせた。 ご夫妻の卒寿を祝う音楽会が7月、皇居・桃華楽堂で開かれ、長く交流のある演奏家が心のこもった演奏を披露した。