燃え尽き症候群は克服? 蓮舫氏が再び“白い戦闘服”をまとって連日仲間の応援演説「来年の参院選に出るつもりだろう」の声も
「急にやる気を出したようだ。根っからの政治家だから選挙を見ていてウズウズしてしまったのでしょう」(立憲民主党関係者)。都知事選惨敗後、SNSで大暴れしながら引退を示唆するようなことを語っていた蓮舫氏。衆院選終盤になって突然かつての仲間の応援に入り始めたが、これからどうするつもりなのか。 【写真9枚】聴衆を魅了する蓮舫氏。アイドル並みの人気だった ***
「昔は仲良かった」丸川珠代氏を痛烈に批判
「昨日から久しぶりに白いジャケットを着ました」 「あげた声を残したい。皆さんの声を代弁したい」 10月23日夕刻、東武線竹ノ塚駅前。立民から立候補している木村剛司氏の応援演説に颯爽と姿を現した蓮舫氏は、舌鋒鋭く石破首相を攻撃し出した。 「石破さんは総理になって、国会で予算委員会を開きたいっておっしゃっていたではないですか? どんな政策をやりたいか自らの口で説明するって言ってたじゃないですか? 金融所得課税やるって言ってたじゃないですか? 選択的夫婦別姓、実現しようと言っていたじゃないですか? 政治とカネの問題、もう一回調査するって言ってたじゃないですか?」 「この人だったら変わるかもしれない。私だって思った。でも、国会を開いたらたった9日で解散をして、何をやりたいのか、全くわからないままの総選挙になった」 そして、同じキャスター出身である自民候補の丸川珠代氏を槍玉に挙げたのだった。 「私のニュース番組に配属された丸川珠代さんって方がいる。昔は仲良かった。実際は、今も仲良いんですよ。でもね…。あの裏金だけは私は説明がおかしいと思っている。822万円。裏金ですよ。この国で800万円の年収ある人ってどのくらいいると思いますか。3.3パーセントです。平均の年収は460万円。そんな平均を上回る800万円が自分の口座にあって気づかなかった? もっとまともな言い訳考えた方が良かったんじゃないですか?」
実は衆院選に出たがっていた?
集まった聴衆は約200人。20分程演説すると握手サービスにも応じた。「蓮舫さん、こっちにも来てー」。あちこちから黄色い声援が飛び交い、アイドル並みの人気だった。 7月の都知事選を終えてからしばらく姿をくらましていた蓮舫氏が立民候補の応援に入るのは、前日の松尾明弘氏に続き2日目。Xでは「明日も、声をあげます」と松下玲子氏と五十嵐えり氏の応援に入ると告知している。いったい再始動するまでに何があったのか。 「彼女はギリギリまで衆院選出馬を考えていた」 こう語るのはある立憲民主党関係者である。 「区割り変更で新たにできた東京26区からです。彼女の兄貴分である手塚仁雄都連幹事長からの誘いに乗りかかっていた」(同) 都知事選直後は「旅に出る」とか「留学したい」などと言っていた。 「その頃、手塚氏との関係が悪化したという話も出ていて、このまま引退するのではないかとも見られていた。ただ選挙直前になって急にやる気を見せるようになっていた。おそらく石破総理になって自民党がガタガタし出したのを見ているうちにウズウズし出したに違いない。燃え尽き症候群を克服したのでしょう」(同)