オラクル株が時間外で下落、クラウド事業の売上高が予想上回らず
(ブルームバーグ): 米オラクルが9日発表した9-11月(第2四半期)決算では、売上高が市場予想と同水準にとどまり、クラウド事業への期待を高めていた投資家の間に落胆が広がった。通常取引終了後の時間外で株価は一時約8%下落。
発表資料によると、売上高は前年同期比9%増の141億ドル(約2兆1300億円)。注目されたクラウドインフラ事業の売上高は同52%増の24億ドルと、アナリストが見込んでいた伸び率とほぼ一致した。
同社はアマゾン・ドット・コムのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフトに対抗すべく、コンピューター処理能力とストレージを貸し出すクラウドインフラ事業での足場拡大に注力。最近は人工知能(AI)サービスを手掛ける企業やウーバー・テクノロジーズなどの主要顧客からの需要に後押しされている。
一部項目を除外した1株利益は1.47ドル。ブルームバーグがまとめたアナリストの平均予想は1.48ドルだった。
インフラとアプリケーションを含むクラウドの売上高は59億ドル。アナリスト平均予想は60億ドルだった。
原題:Oracle Posts Lackluster Growth, Denting Cloud Unit Enthusiasm(抜粋)
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Brody Ford