気配りのできる人になるには? 5分でできる「小さな親切」
作家の有川真由美さんは「どんな人でも、日ごろの小さな習慣によって"好かれる人"になれる」と語ります。本稿では書籍『なぜか好かれる人の小さな習慣』より、「気配りのできる人」になる習慣についてご紹介します。 【心が軽くなる言葉】人間関係が良くなる8か条 ※本稿は、有川真由美著『なぜか好かれる人の小さな習慣』(毎日新聞出版)を一部抜粋・編集したものです。
話の輪に入れない人がいたら「○○さんはどう?」と話を振る
"気配り上手"な人は、まわりの人を幸せにしてくれます。 まわりに目を配って、いろいろなことに気づき、さっと手を貸したり、物事がスムーズに進むように先回りして手を打ったり。視界が広く、さまざまな人の立場になって考えることができるので、やさしさと、安心感があるもの。だれからも感謝され、好かれて、人間関係が円滑になることはいうまでもありません。 そんな「気配りのできる人」が自然にやっている習慣について、お伝えします。好かれる人を見ていて、特徴的だと思うのは、自分が楽しんでいるだけでなく、「まわりの人も楽しんでいるか?」をちゃんと見ているということです。 だから、話の輪に入れない人がいたら、タイミングを見て「○○さんはどう?」と声をかけます。話のなかに、だれかが知らない情報が出てきたら、「いま話した△△は、こういうことで......」と補足説明をしてくれます。孤独を感じる人がまわりにいないように、自然に気を配っているのです。 意識すればだれでもできることですが、自分の話に熱中していたり、仲のいい人だけで盛り上がっていたりすると、そんな人がいることには気づきません。 でも、だれもが一度は経験したことがあるはず。「みんなは楽しそうにおしゃべりしているのに、自分だけが蚊帳の外」という取り残された状況がどれだけ辛いことか。そんなときに「あなたも入って!」と輪の中に招き入れてくれる人は、ありがたく、"神"のような存在に見えてしまう。当然、好意と敬意をもつでしょう。 話に加われない人がいたら、「○○さんはどう?」「どう思った?」などと振る習慣をもつだけで、みんなが心地いい空気ができていくのです。