絶景ハイキング、湖上でSUP、キャンプ場も!ソト遊びの新聖地「白馬」はオールシーズン大盛況
地方での自然体験を楽しみに来日する外国人が急増している。彼らが日本人に意外と馴染みがない意外なスポットを訪れる理由と、遊びのスタイルをご紹介。今回は、長野県・白馬村の誘客成功のキーポイントに迫る! 【写真43枚】白馬大橋からは、雄大な白馬連峰の全景を望める。SUPと登山だけじゃない白馬の魅力を写真で見る ※アクティビティスポットに付くアルファベットは写真一覧にあるマップと符合します。
冬だけでなく、グリーンシーズンにも外国人観光客が殺到!どんなソト遊びが人気?
ウインタースポーツの聖地として知られる白馬。その人気は高まり続け、今冬、スキー場には前年比123%、延べ104万人の観光客が訪れた。その一方で、グリーンシーズンにも外国人が殺到中、ということで、その実態と成長の理由を調査すべく、白馬へGO! 「観光地へ行けば必ず外国人に会いますし、登山をしていてもアジア系の人たちとすれ違うようになってきました。SUPのツアーも今年はアジア系のお客さんが結構入っていますよ」 とは、一年を通して白馬の自然をガイドしている福島格さん。この日も2組の外国人観光客に対応。SUPが目的で白馬に来たのだとか。 また、八方池を目指すハイキングコースにも多くの外国人が。 「白馬村は、夏でも楽しめるオールシーズン滞在型リゾートを目指しています。富士山なら日本に来たついでに日帰り登山もできますが、白馬に来れば、さまざまな場所を巡れるので滞在日数も自然と延びるはずです」 と、白馬村観光局・マーケティング部統括マネージャーの吉沢紘一さんは話す。 「グリーンシーズンでも外国人を誘致できるよう、コロナ禍に英語版のホームページを制作しました。また、台湾や香港に出向いて、登山セミナーも開催しています」 登山目的の人にはしっかりした装備で、奥深い白馬の自然を楽しんでほしいのだとも。 「日本人はGWやお盆休みなどにまとまっていらっしゃいますが、長期滞在の外国人が増えれば、季節を問わず平日にも町が賑わっていきます」 2023年夏季観光客数はコロナ前の2019年比約106%、約126万人を記録。ファミリーやカップルなど一般レジャー観光客も増えているという。 台湾のカップルは来日10回目にして、初白馬! 目的はSUPと登山。2週間の滞在で上高地と軽井沢にも訪れる予定。 東京在住の姉の勧めで、白馬を訪れた中国人の妹さん(左から2番目)と友人たち。妹さんは夏休みを利用し、20日間の滞在。