首都圏でクルマは必要ある? 若者男女4人のカーライフと恋愛事情【座談会】<前編>
ちょっと古い日本車は味があって愛せる
鷹埜 私は大学生の時に免許を取って以来、ずっとペーパードライバーだったのですが、結婚をきっかけに、キャンプなどで遠出が増えたことや、いつか子供の送り迎えなどでも運転が必要と考えて、頑張って運転の練習を始めました。クルマは中古で買ったトヨタのエスティマですが、後部座席を倒せばすごく荷物が積めるので重宝しています。車中泊にはもってこいのクルマです。自給自足でキャンプをするのがすごく好きなので、テントや寝袋、薪など、ありとあらゆるキャンプグッズを積んで出かけています。 ──運転はご主人と交代で? 鷹埜 はい。主人が200km運転したら私が50kmとか。50kmでもすごく助かると言ってもらっています。ただ、バックや駐車が苦手で、いまだに運転に対する恐怖心があります(笑)。 ユカワ 実は……この中では僕だけクルマを持ってなくて。住んでいるマンションの真ん前にカーシェアがあるのでたまに利用しています。徒歩25秒ぐらいです。ただ、趣味がインドアでジムも近いので、クルマがないと困るということはないですね。 ──どんな時にカーシェアを利用しますか? ユカワ ショッピングモールが好きなので、埼玉のモールに行く時とかに利用しています。 ──60年代のビートルでカーライフをスタートした中川さんの現在の愛車は何でしょう? 中川 今は1987年型のホンダ・シティに乗っています。今の軽自動車より小さいくらいのコンパクトカーです。ひねくれたところがあって、不人気なクルマというか、中古車市場でも価値が地に落ちているようなクルマが好きです(笑)。ただ、色々なことを始めたタイミングということもあって、現在は売りに出しています。
夢のクルマはちょっと古いキャンピングカー
──次のクルマ選びが難しいと思いますが、中川さんにとって夢のクルマは何ですか。 中川 シティに乗って日本車がすごく好きになりました。バブルに沸いていた頃に設計されたクルマはどれも特徴があって愛せるなと。だから次も80年代とか90年代の日本車がいいと思っています。夢ということだと、長野とかの古民家を別宅にして、余裕を持って往復できるようなクルマと、都内をスイスイ走るクルマの2台を持ちたいです。 ──エスティマにお乗りの鷹埜さんには夢のクルマ、憧れのクルマはありますか? 鷹埜 性能とかはよくわかりませんが、ジープ(・ラングラー)がほしいです。実はそんなに荷物は積めないと教えてもらったことがあるのでキャンプに向くかはわかりませんが……。でも、見た目はかっこいいなと思っています。ただ、エスティマは車内が広くて荷物がたくさん積めるし、10万kmを超えても全然故障がないので、このまま乗り続けたいです。もし家族が増えたときには、ジムニーのような今より小振りな車を増車して、街乗り用として走るのもいいかなと思っています。。 ──同じくキャンプ愛好家の村松さんには、憧れのクルマはありますか? 村松 もともとそんなにクルマに興味があったわけではなかったのですが、キャンプ仲間がすごく古いフォルクスワーゲンのキャンピングカーに乗っていて。後ろにソファやカーテンがあって、かっこいいなと思いました。エンジンの音も全然静かではないんですが、それも含めてカントリーな雰囲気でかわいいと思いました。