専修大学、大混戦制し優勝 木塚陽斗は殊勲賞、優秀選手賞、最優秀新人賞受賞<春季関東学生卓球リーグ・男子1部>
<令和6年春季関東学生卓球リーグ 日程:5月9日~5月11日、24~25日 場所:所沢市民体育館、代々木第2体育館> 【写真】ベストペア賞を受賞した大野聖弥/吉田勝紀(関西学院大) 25日、春季関東学生卓球リーグ戦が終了し、男子1部の優勝校が決まった。
専修大が悲願のV
男子1部では、最終日に全勝の日本大学と1敗の明治大学が対戦。日本大学は吉山僚一(日本大)と小林広夢(日本大)が単複2勝を挙げるも、飯村悠太(明治大)、手塚崚馬(明治大)、木方圭介(明治大)が勝ち星を挙げ、決着の行方は第7マッチへ。 第7マッチでは、王晨又(日本大)と山本歩(明治大)が対戦。山本が先に2ゲームを連取するも、王が負けじと2ゲームを取り返してフルゲームへ。最終第5ゲームは山本が意地を見せ取り切り、ゲームカウント3-2で山本が勝利。 これにより、4-3で明治大学が日本大学を下した。 また、1敗の専修大学は早稲田大学と対戦し、4-1で勝利。これにより、優勝争いは6勝1敗で専修大学、日本大学、明治大学の三つ巴となる。 専修大学が得失マッチ差でわずかに上回り優勝。専修大学は、中断期間を除き、5シーズンぶり31回目の優勝を成し遂げた。また、女子とのアベック優勝は、昭和63年(1988年)秋季以来36年ぶりとなった。 その他、2位には、6勝1敗で日本大学。3位には、同じく6勝1敗で明治大学が入っている。
専修大学・高宮監督コメント
<第5戦で日本大学に負けてから少し期間が空いたが、第6、7戦に向けて準備してきたことは> 自力優勝がもうなくなっていたので、結果を求めるんではなくて、我々がやってきてる成果を求めて、やることをやりましょうってことを話して、あとは結果を待つのみだから、しっかりと明治大学戦に向かっていこう、と。 そして最終戦の早稲田大学には、リーグ戦で4期連続とインカレで負けていて、今5回連続負けているので、そこを最後まで戦い抜くところを選手達、本人達に伝えてました。 <非常にいい形だった明治戦だが、試合の前に選手達に伝えたことは> やっぱり前半戦の所沢の体育館と後半戦の代々木の体育館の雰囲気だったり、台が近かったり、弾み方だったり、応援の雰囲気だったりっていうのがだいぶ変わるので。 そして、所沢は運良く勝っていって、最終戦に臨めたというだけです。 しっかり最後までやり抜く力っていうのを持ってやってほしかったっていうところで、今日私も含めて最後までそういう意味ではやりきれたんじゃないかなと思います。 <1年生の木塚陽斗選手を単複で積極的に起用していたが> いや、もうね、ほんとに木塚の勢いというか(笑)。 新しい風がチームに吹いてくれた感じで良かったんじゃないかと思います。 ただ、このリーグ戦という独特な雰囲気の中で、どれくらい自分の力を発揮できるのかというところが未知数だったので、自由にやらせつつ(笑)、リードしてるようなところで行き過ぎないように注意しながら、試合を進めさせた感じです。 <今回男女アベック優勝だったが、今後の目標などは> 伝統ある大学としては過去にもあったと思うんですが、それが今回まさか男女同時優勝になるとは思ってもみなかったので。 これに満足せず、次の大会に向けて、今年度まだ新人戦とリーグ戦しかしてないので。 新人戦は、木塚がシングルス優勝して、ダブルスも坂本と中谷が優勝したってところ。今回ベンチにも坂本は入れてないですし、3位になった2年生の木谷と荒井もベンチに入れずってところで。 そういう意味では、そういったベンチに入れてない選手がそうやって頑張って結果を出してくれたってところも今回のリーグ戦の勢いに繋がったんじゃないかなって思います。