Jリーグ通イタリア人が厳選! 2024年Jリーグベストイレブン【SB】「驚きしかない」「MFやFWでも…」
最後のチャイムが鳴り、学校が終わる。1年間の努力、喜び、悲しみ、成功、そして挫折を経て、一年を振り返る。それは、長く激闘が繰り広げられたJリーグのシーズンの終わりにも同じことが言えるだろう。僕は2024年のJリーグでの「ベストイレブン」を選出し、自分なりの理想的なフォーメーションは4-4-2で組むことにした。(選出・文:アレックス・シルヴェストリ、翻訳:佐藤徳和) 【画像】2024年Jリーグベストイレブンのフォーメーションはこちら!
右サイドバック:濃野公人(のうの・きみと) 生年月日:2002年3月26日 所属クラブ:鹿島アントラーズ 2024リーグ戦成績:31試合9得点0アシスト 2024年Jリーグのベストイレブンに、この若きサイドバックが選ばれることを予想していた人はどれだけいただろうか? その問いに僕は手を挙げよう。実際、プレシーズンの段階で濃野について非常に高く評価し、「X」で彼が今シーズンの驚きの選手になるだろうと投稿していたからね。 しかし、彼の活躍は僕の最も希望的な予想すら上回るものだった。リーグ戦31試合で9ゴールという成績は、攻撃的MFやセカンドストライカーでも十分に立派な数字だが、スピード全開でサイドを駆け上がり、絶妙なタイミングで攻撃に絡むサイドバックの選手が残したものだから、驚きしかないね。鹿島アントラーズは彼のプレーによって大きな恩恵を受けたよ。 ただ、シーズン終盤の最も大事な時期に、濃野は怪我で離脱してしまい、チームの終盤戦がやや難しくなってしまったのは残念だった。 選定:アレックス・シルヴェストリ トスカーナ州ペッシャの出身。『ピノッキオの冒険』の作者カルロ・コッローディが生を受けた村の近くで生まれ育ち、現在は同州のルッカに在住。Jリーグの黎明期から試合を観ている大の日本サッカー通で、サムライブルーとなでしこジャパンの試合も欠かさない。鹿島アントラーズとカマタマーレ讃岐、そしてユヴェントスのファン。好きな選手は鈴木優磨。キャプテン翼やSLAM DUNKなど、日本のアニメにも詳しい。好きな日本食はオニギリとタコヤキ。
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