千葉ジェッツ 田村征也社長が語る“夢のアリーナと地域貢献の未来”【Bリーグ/バスケ】
いち早く「JETS ASSIST」を立ち上げた千葉ジェッツ
「夢のアリーナを最大限に生かせる機会ですので、千葉ジェッツとしてもそうですし、B.LEAGUEと共に全国に船橋市をアピールしたいと考えています」。 そう語ったのは千葉ジェッツの田村征也社長です。 2025年1月18日、19日、千葉ジェッツのホームタウンである船橋市で「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」が開催されます。B.LEAGUEと千葉ジェッツは、B.Hope ACTIONで地域の未来を担う子どもたちに対し、将来の可能性を広げるきっかけとなることを目指した取り組みを実施します。 千葉ジェッツは、他クラブに先駆けて2019年に社会貢献プロジェクト「JETS ASSIST(ジェッツアシスト)」を立ち上げるなど地域貢献への思いが強いクラブです。そのプロジェクトは今、クラブ主体のものに加えて選手個人の活動、そして行政や地元企業と連携して行うものと広がりを見せています。 いかにして善意の活動は広がりを見せていったのか。振り返りつつ、描く未来の形について語っていただきました。 ――2019年にスタートさせた社会貢献プロジェクト「JETS ASSIST」の方針を教えてください。 田村)「JETS ASSIST」は“ささえる”からはじまる“社会貢献”をスローガンにしています。最も大切にしているのは、地域を大事にすること。ブースターや地域社会の皆さんとともに、オフコートでも地域愛着を追求し、地域や企業のハブとなり、社会課題を解決する活動を行っています。 ――近年では、多くのクラブが社会貢献活動をプロジェクトにして活発に行っています。どんな部分に特色があるでしょうか? 田村)重なってしまいますが、地域に根差した活動という部分です。我々はホームタウンの船橋市に加えて、フレンドリータウン、ブーストタウンと合わせて千葉県内の6市と連携協定を結んでおり、その活動の幅はすごく広がっていると感じています。幼稚園や保育園、小学校の訪問といったところは多くのクラブが行っていると思いますが、活動を続けてきた結果、選手自身が“自分たちも実施したい”と意欲的に参加するようになりました。 原修太選手の「ハラの輪」、荒尾岳選手の「G.CREW」、小川麻斗選手の「with A」など派生しているところは、ジェッツらしいところだと思います。幅広い地域で活動を積極的に続けてきた結果、選手も含めて賛同者が数多く出てきたという形です。もちろん、選手たちが能動的に行っているものであり、富樫勇樹選手による招待席「TOGAシート」など、選手たちがやりたいことを考えて実施してくれるようになったのは、すごく大きな変化だなと感じています。