「もう一つのルーブル」へ。歴史、美術、自然、オー・ド・フランスの魅力をPR
フランス北部にあるオー・ド・フランス地方の観光局などからなる代表団が来日、11月26日に東京都内で記者発表会を行い、歴史、美術、自然など多方面にわたる観光の魅力をPRした。 オー・ド・フランス地方はフランス北部に位置し、中心都市リールは観光スポットである広場「グラン・プラス」や、美しい建物群、ゴシック洋式の大聖堂などで知られる。特色ある美術館やすばらしい自然景勝地もあちこちにある。オー・ド・フランス地域圏のフランソワ・ドゥコステール副議長(文化・遺産や国際関係など担当)が強調するのは、アクセスの良さ。日本など海外からの観光客の多くが到着するパリのシャルル・ドゴール国際空港は、パリ中心部からみて北東にあり、オー・ド・フランス地方に向かうにも便利で、ドゥコステール副議長は「私たちのための空港といっていいほど」だと言う。 同地方のランスにはルーブル美術館の別館がある。この別館の設計は日本人が担当した経緯があり、同地方観光局のエステル・レオー広報マーケティング部長は、日本とゆかりの深い別館へ「ぜひ訪れて」と呼びかけている。
かつての石炭採掘場に設けられた「もう一つのルーブル」は、地域再生を象徴する場所でもある。古代から現代に至る5000年の芸術の歴史を紹介した「時のギャラリー」は、この別館ならではの展示室だ。 アミアンは、パリ五輪で日本人選手が事前合宿を行った場所として知られる。アミアンの関係者からは「選手たちに続いて、観光客の皆さんも日本から来てほしい」との声もあがっていた。