森保J、新たにテストの「攻撃的な3バック」に手応え 遠藤航「強豪相手でもできる」
サッカーの本場・欧州でも守備時は4-4-2、攻撃時にはサイドバックの一角をボランチやサイドハーフ、ウイングのポジションへ上げて3-2-4-1や3-1-5-1気味に可変させる強豪クラブがある。選手には多くの役割をこなす能力が求められるが、鎌田は「日本には3バックに当てはまる(特長を持った)選手が多くいる」と指摘。今季のJリーグでも、川崎が守備時の4バックから攻撃時に3-2-4-1へ可変して戦ったこともある。
最終予選の相手とは実力が拮抗し、ミャンマー戦やシリア戦ほど圧倒的にボールは持てないだろう。あえて日本にボールを持たせて自陣に引っ張り込み、背後の広大なスペースを突いてくるしたたかさも持ち合わせている。攻守のバランスを気にかけながらゴールをこじ開ける臨機応変な駆け引きは不可欠となる。
ただ、勝利を約束してくれる布陣や戦術はないからこそ、相手の特徴や戦況に合わせて戦い方を変えられる柔軟さは武器となる。4バック、カウンター狙いの守備的3バックに加え、今回確かな手応えを得た攻撃的3バックは、厳しい戦いとなる最終予選で日本の力になってくれるかもしれない。(運動部 奥山次郎)