全部開くと10.2インチ!中国で話題の“3つ折りスマホ”「HUAWEI Mate XT」がスゴかった!
スクリーンサイズは3パターンから選べる
折りたたんだ状態で使える画面を「シングルスクリーン」、開いて使う2/3の画面を「デュアルスクリーン」、全画面を「トリプルスクリーン」と呼ぶそう。設定画面には、アプリを「デュアルスクリーン」や「トリプルスクリーン」に最適化する項目があったので、自分の用途に合わせて使いやすい表示にできるようです。 筆者が短い時間触れた範囲では、卓上に立ててデュアルスクリーンを使ったり、トリプルスクリーンの下方にキーボードを表示させて文字入力したりできるのが便利そうでした。 普段はシングルスクリーンで使って、用途に応じてデュアルスクリーンやトリプルスクリーンを使い分ける。あるいは、トリプルスクリーンをメインに使って、持ち歩くときだけコンパクトに折りたたむなど、人によって使い方が変わりそうです。 OSはファーウェイ独自の「Harmony OS」。アプリは、やはりファーウェイ独自の「AppGallery」からダウンロードできる仕様です。実は、Googleアプリを使えないわけでもないのですが、正常の動作は保証されておらず、利用者の自己責任となります。
壊れそう…という不安は、すぐに解消されるかも?
カラバリは、ブラックとレッドの2色。筆者が触れたのはブラックで、背面パネルはヴィーガンレザー仕上げ。フレームやカメラの台座はゴールドで、リッチな質感でした。背面には「ULMIMATE DESIGN」と記されていますが、ファーウェイが最高グレードの製品に冠するブランドで、「HUAWEI WATCH ULTIMATE DESIGN」というスマートウォッチは日本でも購入できます(45万9800円)。 リアカメラは広角(50メガピクセル)+超広角(12メガピクセル)+望遠(12メガピクセル)。折りたたんだ状態でも開いた状態でも使えて、デュアルスクリーンの裏向きにした状態(リアカメラ+シングルスクリーン)でセルフィーも撮影可能。ビデオ通話などに使えるフロントカメラ(8メガピクセル)も備えています。 バッテリーは5600mAh。3ヵ所に分けて内蔵されていると思われます。急速充電、ワイヤレス充電にも対応。 「3つ折り」と聞くと、耐久性に不安を感じる人がいるかもしれません。ですが、実際に手にしてパカパカと開閉してみると、使用感は「Galaxy Z Fold6」や「Google Pixel 9 Pro Fold」など、他社の2つ折りのスマホと同等。むしろ、Pixelよりも開きやすく感じました。筆者は2019年に初めて「Galaxy Fold」を触れた時に、恐る恐る開閉したことを覚えていますが、いまやディスプレイを折りたためることは当たり前のように思っています。なので、3つ折りに対する不安が解消されるのも時間の問題でしょう。 なお、Galaxy Z Fold6はペンで操作できることも特徴にしていますが、ペンで操作するにはHUAWEI Mate XTのほうが適しているかも…と思ったりもしました。HUAWEI Mate XTはペン対応は記されていないので、実際に快適に使えるかどうかはわかりませんが、画面が広い分、用途も広がりそうです。