横浜、前浦和TDの西野努氏が来季スポーティングダイレクター就任「より魅力的かつ強いチームづくりを」
横浜F・マリノスは3日、今季途中まで浦和のテクニカルダイレクター(TD)だった西野努氏(53)が来季からスポーティングダイレクター(SD)に就任すると発表した。 西野氏は19年12月から浦和のTDに就き、積極的な補強を進め22~23年にはクラブ3度目のACL制覇に貢献。英語も堪能で英リバプール大への留学経験があり、フットボール産業MBAを取得している。 新生レッズでも重要な役割を担っていたが、シーズン途中の今年4月に浦和を退任。新天地では、マンチェスターCなどを傘下に置く英国のシティー・フットボール・グループ(CFG)との関係強化をはじめ、補強やチーム編成での手腕発揮が期待される。 西野氏はクラブを通じ「マリノスファミリーの皆さま、はじめまして。2025年シーズンよりスポーティングダイレクターに就任することになりました西野努です。横浜F・マリノスが紡いできた歴史、伝統を基盤として、より魅力的かつ強いチームづくりをし、今まで以上に多くの人々に幸せを提供していきたいと思っております」とコメント。横浜の中山昭宏社長も声明を発表し「戦略的なチーム強化体制と、シティフットボールグループとの更なる連携をめざし、西野努氏と共に推進してまいります」などと伝えた。 ◇西野 努(にしの・つとむ)1971年(昭46)3月13日生まれ、奈良県出身の53歳。奈良高、神戸大を経て93年に浦和へ入団。DFとして9シーズンでJ1通算107試合出場6得点。01年限りで現役引退後は産業能率大の教授などを歴任し、20年から現職を務める。公式ブログ「西野塾」ではスポーツビジネスやクラブ経営について執筆している。