【ハイライト動画あり】早稲田大学、101回目の早慶戦を圧勝し全勝をキープ。ラグビー関東大学対抗戦
POMを受賞のCTB野中は「僕とは思っていなかったのでビックリした。チーム全体で良い形もあったが、課題も出た。明治大学戦まで1週間しかないがアタック、ディフェンスと細部にこだわっていきたい」と先を見据えた。
今年もターゲットにしていた試合に破れた慶應義塾大学の青貫浩之監督は、「精神的支柱の中山主将が不在ということで、初めから厳しい戦いになるが、慶應らしさを80分間出して、見ている人に感動を与える、そういう試合しようという試合に臨んだ」。
「しかし、全体的にプレーの精度、接点での圧力を受けて、ずっと劣勢である状況を打開できずに終わってしまった。対抗戦は終わりではないので、次の日本体育大学戦に勝利して、大学選手権出場を確定させたい」と前を向いた。
ゲームキャプテンのSH小城は「早稲田大学のSO服部選手に気持ちよく(キックを)蹴らせてしまい、エリアマネジメントでずっと自陣に押し込められてしまい、自分たちのプランが遂行できず、早稲田さんの精度の高いアタックや、接点でも圧力を受けてしまった」と悔しそうに試合を振り返った。
一方、開幕から無傷の6連勝で首位に立った早稲田大学の大田尾竜彦監督は、「しっかりと点を取れるところで取って、相手をノートライに抑えたことがすごく良かった」。
「スタートの15人が、しっかりとしたプレーをしてくれた。だが、後から入ってきたメンバーのレベルアップを、もう少ししないといけない。反省をしっかり振り返って、来週の早明戦でしっかり戦いたい」と話した。
HO佐藤キャプテンは「早慶戦という特別な試合で、勝利することができてうれしい。自分たちのやることをやって、良い試合運びができたと思うので、明治戦に向けて、もう1回、レベルアップしていきたい。勝って反省して、次に向けて引き締めて全勝して、大学選手権にいければと思う」と語気を強めた。
全勝の早稲田大学は12月1日(日)、東京・国立競技場で、100回目を迎える明治大学との「早明戦」を迎える。総勝ち点36の早稲田大学は勝点2以上、つまり勝利や引き分けはもちろんのこと、7点差以内の敗戦以上でも、2018年以来となる24度目の優勝が決まる。もし、全勝で優勝すると2007年以来となる。