【ハイライト動画あり】早稲田大学、101回目の早慶戦を圧勝し全勝をキープ。ラグビー関東大学対抗戦
快晴だが、やや風が強い中、1万4677人のファンが集い、試合がキックオフされた。序盤は接点と前に出るディフェンスを武器に臨んだ慶應義塾大学が、タックル、ジャッカルで奮闘する。
しかし前半12分、風上の早稲田大学がキックカウンターからボールを継続し、HO佐藤が抜け出すと、LO(ロック)米倉、NO8(ナンバーエイト)鈴木風詩(4年)とつないで鈴木が中央左にトライ。CTB(センター)野中健吾(3年)がゴールを決めて、7点を先制した。
続く15分、早稲田大学は、またもキックカウンターから攻め込んで、FB矢崎が切れ込むと、最後はCTB野中、SO服部とつないでトライを挙げ、14-0とした。
その後、慶應義塾大学のWTB小野澤にPG(ペナルティゴール)を決められたが、早稲田大学は攻撃の手を緩めなかった。26分にCTB野中がPGを沈めると、SO服部の「50-22」キックから好機を掴み、28分、ドライビングモールを20mほど押し切ってHO佐藤が飛び込んで24-3とした。
さらに33分、FB矢崎がステップで内側に切れ込んでトライ。37分にはラインアウトを起点に攻め込み、最後はFL田中勇成(3年)がトライを挙げて、38-3と大きくリードして前半を折り返した。
後半、風上となった慶應義塾大学は、先に得点を挙げたかったが、キックの蹴り合いや、接点勝負で上回ることができず、相手陣でアタックすることができなかった。
すると早稲田大学は後半13分、モールを起点に右へ展開し、最後はSO服部が大外のWTB田中にパスを通して、WTB田中がトライ。
25分にはHO佐藤が自陣から大きくゲインした後、SO服部が左大外にいたWTB池本晴人(2年)へキックパスを通して、WTB池本が左隅にトライを挙げて50-3。37分にはCTB福島秀法(3年)が右中間に押さえ、57-3としてノーサイドを迎えた。
早稲田大学が101回目の早慶戦も勝利し、引き分けを挟んで13連勝、通算成績を71勝20敗7分とした。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には早稲田大学のCTB野中、MIP(モースト・インプレッシブ・プレイヤー)には慶應義塾大学のWTB小野澤が選出された。